soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/09/23 AUBE:中嶋昭文トリビュート For The Heart Of G.R.O.S.S (MASONNA)@ 難波ベアーズ

2013年の9月に亡くなられたノイズミュージシャン・AUBEこと中嶋昭文さんの追悼イベント。


出演者には、おそらく中嶋さんと親交があったであろう名だたるノイズミュージシャンが名を連ねていました。

出演:JOJO広重/T・美川/能勢山陽生/日野繭子/HIROSHI HASEGAWA/PAIN JERK/SOLMANIA/MASONNA/THIRD ORGAN/SYNTH SISTERS(a.k.a. CROSSBRED)/
協力:T・坂口/東瀬戸悟/しばたゆり/奥睦美/山本精一


私が見たのはマゾンナのみ。
というのは、先日アップした記事にもあるとおり、この日は想う壺温泉という味園ユニバースで開催されていたライブイベントに行ってました。
しかしマゾンナのライブ時間がちょうどライブの転換時間のタイミングだったので”移動時間とライブ時間を足してもセッティング中にハシゴできる!”と信じてユニバースからダッシュでベアーズに来ました。MASONNAのライブのためだけに!


汗だくになりながら、カウンターで入場料:3000円を払って先着60名限定のCDをちゃっかり貰って*1MASONNAのライブ待機。3分もしないうちにマゾンナ登場。危ないとこだ!




この日はマゾンナの王道のライブでした。
叫ぶ。シャカシャカでノイズを出す。エフェクターを激しく踏みつける。フロアに飛び込む……変わったことは一切せず、一番シンプルにマゾンナのスタイルを実績してた。
しゃがみこんでエフェクタを弄る時間もほとんどなかった。最近よくやる”ドゥーーーーン”って音も無し。
とにかく叫びながら腕を振ってました。
最後はマイクをフロアに放り投げて終了。(ボゴっ!て音したから誰かにヒットしたのでしょう……)
ライブ時間:1分6秒だったそうです。いつもにまして短い。*2


ライブを何度も見てる身からすると、衝撃とか圧巻って点はそれほどなかったかも。ただこの日に一番ベーシックなマゾンナのライブをすることには意味があったんじゃないかな、と。


ライブを見たあと、ユニバースにダッシュで戻ると次のライブが始まる前に間に合いました。マゾンナの短時間ライブだからできる行為ですね;




マゾンナはセッティングから見てドキドキしないと、あの一瞬のライブの中では気持ちが追いつく前に終わってしまうなぁ、とかも感じました。


またノイズが始まった時に自分は「ウォオオオオオ」って叫んだのですが、その瞬間に「今日の追悼イベントはそういうノリでいいのだろうか?いままでどうだったのだろうか?」ってな考えが頭をよぎってストッパーが働いたのもあります。
今回のような大きな意味のあるイベントってのは一から参加したほうが感じ取れるものが多いな、と。




そもそもこのイベントが発表された時から僕はこんなツイートをしてます。最初からどこか引け目を感じてました。

当日、ライブ合間のみんなが談笑している姿、入場時に渡された16pのブックレット(出演者を主とした追悼メッセージ)、ライブの合間にAUBEのライブ映像を流す試み……。そんなところから皆さんの中嶋昭文さんへの想いをヒシヒシと感じました。
「出来ればしっかりと滞在してイベントの意味に触れたかったな」「Masonnaのライブ目当てで来たのは何か違うのかも」とも思いました。
色々と考えて今は「この日はAUBEにあまり目が向けられていなかったけど、中嶋昭文を知るきっかけになった」と思うようになってます


イベントのトリを努めたJOJO広重さんはこんなツイートをしています。

自分の都合に良く解釈しないように、この言葉しっかり受け止めておこう。


*1:この時間帯で限定CDを貰えるとは思ってなかったので驚きました

*2:30〜60秒くらいの差ですけど