soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/10/17 Luke Vibert、MTV[DJ Nobu + NHK yx Koyxen]、RIE LAMBDOLL、Dj Tell @ CONPASS


良いDJをすると聞いていたDJ・Luke Vibertの来日公演。それほど詳しく無い人なんですが、Diamond VersionとStar Festivalでテクノ/ダンス系のスイッチが入っていたので行ってきました。

あと下のレポがめっちゃ楽しそうで……こんなん読まされたら見たくなります!素晴らしい文章だな〜。
れぽ:Luke Vibertのマジカルアシッドツアー | 去勢手術にゃまだ早い

Dj Tell

19:00にOPEN/STARTなんで19:30ごろに到着。客が5人しかいない……。みんなソファに座っててフロアはゼロ。
一人でフロアにいるのも気まずいのでソファで軽く眠りながら聴く。
そんなわけで集中して聴いてたわけじゃないけど、足がついつい動いちゃう四つ打ちをプレイしてました。人が多かったら普通に盛り上がってたんじゃないでしょうか?


少しづつ客も入ってきて30人くらいに。Luke Vibertの頃には50〜70人くらいは入ってたと思います。
20:30ごろからRIE LAMBDOLLがスタート。

RIE LAMBDOLL

RIE LAMBDOLL a.k.a CROSSBREDの片側。
音はガシガシしてないCROSSBREDって感じ。どこか民族的/呪術的な妖しい空気は似てるけどダンサブル要素は控えめになってる。そのぶんうだるようなグルーヴがかなり気持ちいいっす。酒が進む〜。


エレクトロニクスをメインに声も入れたりしながらズブズブと浸らせてくれました。終盤にはなかなか強烈なノイズを放ったりもしてました。ただ最後に今までからすると変に早いリズムが入ってきてノリにくくなったのは気になったかも。


次にそのまま繋がるようなトラックを流しながら終わったんですが、次の人たちがスタートせずにRIE LAMBDOLLさんの音が消えて「あら?」ってな笑いが起こって終わりました;
関西的で面白かったなぁ(笑



MTV[DJ Nobu + NHK yx Koyxen]

DJ Nobu + NHK yx Koyxenさんのユニット。NHKさんは安定の3Dメガネ。
スピーカー前にいたら耳が壊滅しそうな大音響ノイズビートで始まりました。


その後はダークな雰囲気のテクノをかましてました。
悪くはないんだけどソコまで印象に残るようなものはなく……。


この日は全員の機材が左(MTV)真ん中(Luke)右(RIE LAMBDOLL)に常設されてる形式。
Lukeのトコにで高く積まれたハコ状の機材があってMTVはそこに隠れるようにしてプレイしていました。

Luke Vibert

真打ち登場!あのなんかスゴそうなハコはどんな機材なのかな?……と思ってたらただPCを置く台でした;
顔の位置と高い場所にPCを置き、ツマミは下のテーブルに置く変わったスタイル。長身なんでこのスタイルがえらくキマってました。




スタートは低速〜中速のヒップホップ/ブレイクビーツでスタート。ビースティなども挟みつつファンキーにフロアを温めていく。始まりと終わりでガラッと雰囲気が変わるというLukeのDJプレイ。これからどう変化していくのが楽しみです。


ヒップホップタイムから突然に代表曲「I Love Acid」をドロップ。ここから一気にアシッド/テクノ方面へとシフトしていきます。的確にテンションを挙げてくる四つ打ちに完全に踊るマシーンとなってました。
そこへ聴こえてきたのが「L・F・O」のロボットボイス。3日前に亡くなったマーク・ベルへの追悼の意味も込められてるであろう「LFO / LFO」!これには完全にノックアウトされました〜。涙と嬉しさとぐっちゃぐっちゃになった感情で踊りながら「L・F・O」と大声で応えました。


選曲はしだいにレイヴィーなサウンドへと変化。ジュリアナの空気も感じるようなギラギラしたシンセが鳴り響き、フロアの熱狂はさらに高まります。
そのままトラップ系のトラックへと雪崩れ込む。暴力的なリズムがフロアの興奮にぴったりフィット。完全にLukeの意のままにノせられてきました。たまらない!


お次はドラムンベース・ゾーン。アーメンブレイクが次々と繰り出されてロッキンなノリに。四つ打ちで確実なステップを踏んでたのはホンの30分前くらいだというのにごく自然に変えてきました。
ドラムンゾーンに入ると客が減っていったのは謎ですが、自分はアグレッシブなブレイクビーツにどんどんテンションが上がりました。


フロアも若干疲れてきたところ、オーソドックスなブレイクビーツの途中で"これ以上ないわ"って感じでPC閉じて終了。カッコいい〜。




ヒップホップ/ブレイクビーツ→アシッド→レイヴィー→トラップ→ドラムンとジャンルを横断してひたすらアゲてったDJプレイ。LFO、ビースティ、Aphex Tiwnなど大ネタのブチ込み方がまた上手い。最高でした!
優雅に踊ってたクラブノリな人たちを最終的にはモッシュ起こっておかしくないくらいに熱狂的に大騒ぎさせるのはCLARKにも似たトコロがあるなぁ、と思いました。



いやー、踊りまくって楽しかったです。
こういう人たちがオールナイトイベント以外でももっと聴けるようになってほしいなぁ。