soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015/02/03 Juana Molina、原田郁子 @ Billboard Live Osaka


アルゼンチン音響派の女性アーティストのファナ・モリーナとクラムボン原田郁子のツーマン。Billboard Liveでツーマンは初です。

Juana Molina

ファナ・モリーナはバンドメンバーを招いてのライブ。ドラムとキーボードの二人だっけ?
自分が聴きこんでた最新作の『Wed21』から中心に次々と曲をやってくれて満足です!熱くなりすぎずストイックになりすぎず……ジワジワとビートが効いてくる。


しかし51歳とは信じられません。遠目から見たら30代前半…いや20代後半でも行けるかもしれない。
かわいらしいよりクールで凛とした美人。ルックスも音も。


原田郁子

郁子さんのソロは初。しっとりとピアノ弾き語りになるのかな……と思いきやサポートのCINEMA dub MONKSの人が色んな楽器で実験的なサウンドを足しててかなり面白かった!
特にケーブル繋ぎまくったウクレレ(?)からシガーロスもびっくりな残響幻想サウンドが鳴った時は驚
きました。


郁子さんの歌はやはり胸に優しく染みこんでくる。でもなんか諦めの境地というかほんのりと闇の部分も見えるのが面白い。MCで恵方巻きを食べだしたりと自由な感じにライブしてました。この人もいつまでも若いよなぁ。


全員セッション

最後はサポートを含む全員でセッション。日本語とスペイン語(?)のポエトリーリーディングを読みながら静かにグルーヴ作ってく演奏。めちゃくちゃ心地よくて30分は聴いてられました。


Billboardのシックな雰囲気でオサレかつ実験的な音楽を楽しむ。贅沢な一時でした。
ツーマンは一人あたりの持ち時間少ないんじゃ……と不安だったけど思ってたよりいっぱい曲をやってくれて満足感あり!


100点レベルの素晴らしいライブだったけど隣の客が静かな曲で喋ってたり、机をずっと叩いてたりと最悪で体感的には65点くらいに落ちてしまったのが残念。席指定はこういうのあるのがツラいすなー。