soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015年に見た映画・良かった映画

2015年振り返り記事の最後は映画です。
見たのは24本。だいたい毎年こんぐらいですね。


昨年の特徴としては音楽の伝記モノ(≠ドキュメンタリー)が多かった。そしてそこから良作が多かった!
JBは彼のぶっ飛んだ豪快な生き方と熱量のすごいライブシーンに魅せられ、ブライアン・ウィルソンは映像と音で体験するドラッグのサイケデリック感覚とアイディアが次々と浮かんでくるレコーディング風景が素晴らしかった。どちらもシンプルに物語としても面白かったのが良かった!
ただジミヘンはグダグダとダメ男が描かれるだけで昨年ワーストです;


音楽ドキュメンタリーもフィクションみたいな劇的音楽人生が描かれたFilmageは泣いたし、逆にステージではピエロ姿なのに人間はどこまでも普通の人なあっちゃんニューロティカの新しい一面が見れてグッと胸に響くモノがありました。


アニメが並べてみると意外といっぱい見てる;
ベストはガールズ&パンツァー。なんだあの戦車戦の興奮は!あんなにドキドキして”戦い”を追ったのは久しぶり。スラムダンクをはじめて読んだ頃を思いだしました。
ベイマックスは文句無しに楽しかったです!平和な宣伝イメージと裏腹に熱いヒーローモノ。今思い出してもクライマックスシーンは泣けます〜。インサイドヘッドも子供向けかと思いきや大人だからこそ楽しめる深い内容にさすがディズニーと感心しました。


洋画は音楽を題材にしたセッションはじまりのうたが素晴らしかった。
最後の演奏シーンに最高のカタルシスが待っているセッションは体内の血が沸騰しそうな未知の興奮に襲われました。うん、”襲われた”って表現が合ってると思う。パワーが詰まった映画でした。
はじまりのうたは落ちこぼれプロデューサーと才能のある歌手が音楽を通じてナニかを取り戻す話。街の色んな場所でセッションするシチューエーションは音楽好きならニヤニヤするはず。また劇中歌が素晴らしい!


他にも世界大戦の暗号解読の実話をベースにしたエニグマも知的かつ予想のつかない展開、そして天才と狂人の紙一重を描いて
絶賛できる一作でした。
マイ・インターンは良い人ばかりで見てて気持ちいい映画♪


そして邦画。自分にとって大きな出会いだったのがローリングとの出会い。不幸話は苦手だと思ってたのですが、駄目人間たちが駄目なことをしまくってどんどん転げ落ち続けていく映画が大好きって新事実を知りました。なんか滑稽で愛おしくなるんですよね。ローリングの後に見たディアーディアーも駄目人間がうまくいかない映画で楽しかった。
どちらも滑稽な部分だけでなく、シリアスな面でも伏線を回収して強烈に心に残るエンディングが用意されているのが良かった。


ベストは……うーん、難しいけどBeach boys伝記のラブ&マーシーかな?次点でローリング。僅差でディアーディアー。(この2作の差は見た順番が大きいかも)
はじまりのうたセッションガルパン……と続く感じでしょうか。
今年はこの先もずっと覚えてそうな、そんな良作が多かった。この記事で挙げた映画はどれも観る価値ありです!

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