2016 上半期ベストCDランキング

遅すぎる上半期のベストCDランキングです。もう8月半ばになってしまった……。
順位は特に決めずに20枚選びました〜。

【邦ロック】

TWELVE / Mrs. GREEN APPLE


”キャッチーで流行りそうな音楽性だよなぁ”と軽い気持ちで音源を聴いてみたら想像をはるか越えて色んなジャンルのエッセンスが入ってる。トイトロニカ、激情ロック、エモ……めっちゃ器用。そして全曲がシングルカットできそうなポップネス。よくある、で終わらない独自の癖。いや、大森さんは山口一郎あたりに近い数年に一人現れるレベルの天才だと思う。

Kameleon Lights / Go!Go!Vanillas


メンバーチェンジで不安だった新譜。ちょいカントリー風味なロックンロールなのは変わらず、 元気でパワフルなロックンロールをかましてくれてます。最近のロキノン系の中では珍しくカッコ良さより楽しさが勝る良盤!


【邦ラウド】

#5 / AA=


AA=は2nd以降、悪くはないけどなにか煮え切らなかった……でもようやく上田さんから気持よく”良い!”アルバムが届いた!一番大きいのはリズムの面白さなのかな?身体にグルーヴとして入り込んでくるリズム。KJ、J.M.(0.8秒と衝撃。)などのゲスト陣も良いフックになってて最初から最後まで攻撃的で踊れる一枚になってる。ポストミライがアルバムだとめっちゃ活きてる!

EXPLOSION / B-DASH


世間的には正直過去のバンドだろうけど、なにげにずっと良いアルバムを作り続けてるB-DASH。ミクスチャーでメロコア。ありそうで今の世の中にはない音。B-DASHKORNみたいな面白いギミックの曲もある。スカッと聴けてしっかり残る曲が集まったアルバム。

【洋ロック】

I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful Yet So Unaware of It / The 1975


リード曲で野蛮でファンクな部分が出てきた、と思いきやアルバムのど真ん中に本格的なドローン・エレクトロニカが入ってて驚いた。アイドル視されてるけど”ポップソング”の領域から大きく離れてて極論なくらいに振り切れてる内容。

Eraser Stargazer / Guerilla Toss


DFAからアヴァンギャルドな女性ボーカルバンド。ポスト・パンク/インダストリアルにジャングルっぽさ。だいぶ気が狂ってる音楽性でMARIA & THE MIRROSに近いかも。ボーカルスタイルはアフリカの祝詞のようなキテレツスタイルだけど結構美人だったりで驚き。聴いてると脳がグシャグシャになるけど聴きやすい。

Moving Memories / The Jooles


ドイツのバンド。カーディガンズっぽい優しさのユーロ・オサレロック。ドイツってカチっとしたイメージだけどこんなバンドもいるのねー。毒のないメロディとかっちりした演奏が気持ちいいっす。

White Album / WEEZER


グッドメロディに溢れまくってる。青春にどストレート。泣ける。これぞ僕達のイメージするWEEZER!色んな媒体で言われてますが初期の雰囲気に近いです。WEEZERってアルバムのどっかに癖が強すぎる曲が入ってるけど今作はそれがない。一枚トータルでは一番好きなアルバムかも。

【邦ヒップホップ】

風光る / LIBRO


トラックメイカーの活動がメインでしたが今作はラッパーLIBROのアルバム!メロディアスなラップだけど”歌”じゃなくてちゃんと”ラップ”してる。それがいい。
そしてトラックの良さ。オーガニックで一般人でも一発で好きになりそうなとっつきやすさ。でもしっかりとヒップホップしてる。
ヒップホップな”トラック”で韻を踏んだ”ラップ”をしてる。さんぴんCAMP世代としてコレはデカイです。

ダンス/クラブ・ミュージック】

Classic / The Knocks


ダンスポップ・デュオ。トラックメイキング中心でボーカルは基本ゲスト。EDMのキャッチーさが純粋なダンスミュージックで再現されたら?ってな音で楽しく聴ける。ダンス・ポップ色はこっちの方が強いけどもダフト・パンクのRandom Access Memoriesと雰囲気が似てるかも。カーリーとか豪華なゲスト参加人も○。

Aa / Baauer


Harlem Shakesの爆発的なヒットで下品なイメージがあるけども、1stフルアルバムはオサレさが全面に出てる。ちょいハドソン・モホーク的な感じも。短い曲がパンパンとテンポよく続いてサラッと聴けます。

Here's To Them / Rawtekk


ドラムン×ホラー。どうしてこんなに怖くなったの?ってぐらいにホラーな空気。
低音に黒いウワモノ、と音圧がっつりなタイプのドラムンです。攻撃的だけど冷たい。そんな空気。個人的にスピーカーで聴くのがいい感じです。ってかジャケが怖い。

No Fantasy Required / TIGA


前半は妖美なニューウェーブ/エレクトロR&Bの空気もあるんですが、アルバムの途中から音がビョンビョン鳴り始めてどんどん頭がおかしい方向に。昔のアシッドやハードテクノのドラッギーな奇妙さがあります。動画の曲は奇妙さがピークにきてるとき。癖になります。
前半と後半でどうしてこうも変わってしまった?
で、最後は繊細なトラックで綺麗に終わった風になってるし……すべてTIGAの手の中で遊ばれてる感じがする;

【音響/エクスペリメンタル】

The Colour In Anything / James Blake


適度にリズミカルな部分が増えながらJames Blakeらしさも残ってる。大きく変わったというより成熟したって感じ。ボケーっとしながら浸りたい一枚。

A MOON SHAPED POOL / RadioHead


ドローンな方向に大きく傾いてるレディへ新作。深いっすなー。そして何気に聴きやすい。浸れる曲は多いけどのっぺりした曲は少ない?
寝る時のBGMによく聴いてます。39度の高熱が出た時もBGMにしててアッチの世界に飛びそうでした;
これらの曲がライブでどのように再現/変化するのか、週末のサマソニが楽しみで仕方がありません!

Intentions and Variations / MIKAEL LIND


ポジティブな音響系。ドローンで轟音だけど情緒的な感情に訴える部分も。Time Hecker meet Sigur Ros的な。感情を良い方向に調整できますな。

The Ship / Brian Eno


巨匠のアンビエント系統。一曲目は綺麗なアンビエントだけども2曲目はだいぶ暗い。3曲目も押しつぶされそうなシリアスなムードが続きます。その後に4曲目に歌ものが聞こえてきたときの安心感。アルバムトータルで聴きたい一枚。

LAY YOUR HANDS ON ME / BOOM BOOM SATELLITES


ブンサテの最後の一枚。ダンサブルな要素は少なめで音響系ポストロックのような音楽。
この作品については冷静に受け止められません。 でも、ひたすら拡散して昇天していく音はただただ気持ちいいです。


【人力トランス】

"After dance / Before sunrise" / あらかじめ決められた恋人たちへ


踊れるビートが多くてダンスな方向に寄ってる新譜。12曲入りの大作ですがにそれぞれの曲に個性がある。これだけ一枚通して全曲の存在感があるアルバムも久しぶりです。ポエトリーリーディングからのボーカル曲といったギミックがめちゃくちゃ良い感じに働いてて
いままでの過剰なドラマチックさによるヘヴィさは薄くなった、かと言って深みが減ったわけでもない。バランスの取れた名盤!

Infinite Loop / PARA

山本精一率いるPARAのライブ限定版。20分の曲がひとつ。PARAメンバーによるミニマル。幾何学的なフレーズがすこーーしづつ変化していくのが楽しい。普段よりライヒとかのミニマル寄りかな?
人間シーケンサーのような曲展開がたまらないです。寝るときにコレを聴く率が非常に高いです。