soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015/04/09 Stick Men [Tony Levin、Markus Reuter、Pat Mastelotto] @ Billboard Live Osaka

トニー・レヴィン(KING CRIMSON)が率いるStick Men。
スティック(別名:チャップマン・スティック)という両手でタッピングするギター/ベースのような弦楽器をフル活用したバンドです。
デヴィッド・クロス(元KING CRIMSON)もゲスト参加することが公表されていました。




バンドはスティック2名+ドラム。途中からヴァイオリンでデヴィッド・クロス。
ベースの音色もギターの音色もこなしてしまうスティックが面白い!基本的にタッピングするフィンガリングのみで弾くのですが、ギターのタッピングとは違った響きがあります。


楽曲は想像してたより実験色が強くてドローン、場合によってはインダストリアルの匂いも。
高齢バンドなのに新しい音を創るのが楽しくてたまんない感じの4人にほっこり。まだまだ立ち止まる気は無さそう!


生のトニーレヴィンは写真でよく見るそのままで感動。スキンヘッドにヒゲのカッコいいオジサマ〜。




ライブのクライマックスにKing Crimsonの「Elephant Talk」!
トニー・レヴィンのあのベースが生で聴けるなんて〜。ボーカル無しだけどデヴィッド・クロスのヴァイオリンが象の鳴き声っぽい音を鳴らして引っ張ってました。


さらに「Elephant Talk」で高まりまくってたところにノンストップ「Larks' Tongues in Aspic part 2」へ繋げたのがめちゃくちゃカッコ良かった!プログレの名フレーズの嵐。ヤバか〜




スティックの面白さも、トニー・レヴィン達の衰えない実験精神も、KING CRIMSON欲も満たされた素敵なライブでした。