soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015/07/24 FUJIROCK FESTIVAL 2015 - day1(The Districts、Owl City、CHABO BAND、栗コーダー&ビューティフルハミングバード、no entry、BOOM BOOM SATELLITES、FOO FIGHTERS、WIWEK、JAM CITY、MAX COOPER、DJ TASAKA)


2015年も三日間参加!




出発!いざフジロックへ〜



新大阪を出発!BGMはDon't look back in anger / OASIS
まぶしい朝日とドンルクの組み合わせで……なんか泣きそうや



越後湯沢!今年からシャトルバスは有料になって500円です。
リストバンド列に並んでるー。去年よりだいぶ多い?



リストバンド交換してテント建て中〜。ちょい奥だけど平地確保できた!
フジのテントサイトはペグを打ち込みやすくて気持ちいい


The Districts (RED MARQUEE)

一組目はThe Districts。パワフルなギターを振り回す文系ロックはフジロックらしいサウンド。
めっちゃ気持ちよくて最高のスタート切れた!


なんたってギターがめっちゃ良かった。ボディは身体にくっつけてネックを振り回して轟音を撒き散らし。ノイジーだけどフレーズはどこかポップ。
Dinasaur Jr.に若々しさが入った感じで、見ていてどんどん身体が熱くなってきました!


「Young Blood」のリズミカルなグルーブ+轟音ギターの連続は気持ちよかった~。
まさにフジが呼んでくるインディーズという感じ。一発目がコイツラでよかった!


↓後半の暴れ具合がよい!

Owl City (GREEN STAGE)

Owl Cityは新譜同様にライブもEDM……主にダブステの要素を取り入れてた。
けどあくまでも耳に残るのはスッと入ってくるポップなメロディ。こういう音楽はグリーンで聴くとたまりませんなー。


白ブラウスに黒スカートのOLみたいな格好をしたキーボードの人が元気に演奏しててかわいらしかった。最後は「Good Time」。カーリーいなくてもOwl Cityのライブでもやるのねー、めっちゃ盛り上がってました!

Chabo Band (Field of Heaven)

会場内を散策してたらふと聴こえてきた”こんな日にお前に乗れないなんて~♪”
Chabo Bandが雨上がりの夜空にをやってるとこでした。
フジの風景に合いすぎて道行く人達が口ずさんでて……幸せすぎて泣きそうになりました。音楽が耳に飛び込んでくる。これぞフジ!



↑旧オレンジコート。無くなってしまった……。

栗コーダービューティフルハミングバード (木道亭)

木道亭の栗コーダービューティフルハミングバードを見に行こうしたけども、ボードウォークを歩いて向かう時間がなさそうなので諦めて木道亭の近くで食べ物を探してウロウロ。
すると聴こえてくる「カントリーロード」のカバー。思わず道から覗き見するようにして聴き入りました。ふと聴こえてきた名曲にまた泣きそうに。これぞフジ!



↑石像みたいに動かない”ヒト”

no entry (Gypsy Avalon)

Avalonでもひとつくらい見ときたいな、と事前チェックで気になってた邦楽バンド・no entryをば。


レゲェ/スカをベースに極上ポップスのエッセンスを入れたバンド。fula、SOURとかあたりの空気に近いかな?
これが大当たり!最初は客少なかったけど良い音に誘われて人がどんどん集まってきて前の方はかなり盛り上がりになってた!


幸せになるメロディに優しさを感じ、盛り上がるトコはしっかり盛り上げる演奏。
KEMURI伊藤ふみおばりに膝上げダッシュしながら客を煽る……というより客と一緒になって踊ってるボーカルのパフォーマンスは見てて気持ちよかったなー。


このとき、今回のフジロックで何度か目撃することになるヒッピーみたいなおじいさんに出会います。周りを気にせず自分の世界で踊ってるこの人のノリ方には結構な影響を受けましたw


BOOM BOOM SATELLITES (WHITE STAGE)

病状がだいぶ悪化しているとのニュースの中でのブンサテ。特別な想い無しじゃ見れないライブでした。


「A Hundred Suns」で始まったライブは「Dive for You」どころか「Kick it out」も外して「Stay」など轟音系の曲を中心にしたある種の攻めたセトリでした。
フェスのド定番曲である「Kick it out」を外すのは相当な覚悟があったかと思います。 そこには中野さんと川島さんの確かな意思表示があった!


「ONLY BLOOD」や「FOGBOUND」など踊らせるところはしっかり踊らせてくれた。
ダンス系も轟音系も笑っちゃうくらいデカイ音。音で身体の芯から震えてました。強烈なステージだった!


川島さんは不調を感じさせることもなく、しっかり客を見つめながら力強く歌ってた。あの時のホワイトステージには言葉では説明できないオーラがありました。魂をぶつけてくるような音楽。最後の「Stay」は地面ごと天上界に浮かびあがるのではないか、ってなパワーが放出してた。


これが僕にとって最後に見たBOOM BOOM SATELLITESになりました。最高のバンドだったなぁ。


FOO FIGHTERS (GREEN STAGE)

フジロック直前にデイヴが骨折してしまったFOO FIGHTERS
GREEN STAGEは幕が降りて中は見えない。”大丈夫なんだろうか……?”と心配しながら待つ。
スタートの時間。音が出て、幕が降りきる前からデイブの”イエアーーーーーーー!!!”って超強烈シャウトが聴こえてくる。この瞬間にわかりました。”骨折してても大丈夫だ”と。あまりの元気の良いシャウトで笑ってしまうほどでしたw



各所を騒がせた大量のギターでデザインされたド派手なイスにドンと座っているデイヴ。むしろ座ってるほうが存在感が増すとんでも無いカリスマ性。ほとんどがむしゃらみたいになってるシャウトを聴くと自分のロック魂が熱くならずにはいられなかった!素晴らしいヘッドライナー!!


”7年ぶり(の日本)だ。期間空きすぎた”と何度も言ってたのもあるのかまさにベスト盤なセトリ。「フーファイってこんな名曲いっぱい持ってたっけ?」ってぐらいどの曲もCD以上にカッコよかった!


曲数を多くやるより自信のある曲を掘り下げていくのが一曲入魂っぽくて熱かったです。
曲を止めてさんざんMCで煽って再開したり、新譜の曲ではノイジーなギターインプロを長い間やってて”こういうのもできるんだなぁ”と関心したり。


MCではスクリーンに骨折したときの映像やイスの設計図を映して面白おかしく事情を説明。骨折したステージ落下事故映像のあとに”and he become...”と(その場にいる)デイヴが映るのにはめっちゃ笑ったw
でも最終的には「こんなんになってもショウをキャンセルしたくないんだよ」とグッとくる男気のあるMCになって感動。


自分にしては珍しくお酒も飲まずひたすらライブに魅入ってました。
ラストの「Best of you」は文句の付け所のない熱演。”これ以上の終わりはない”というポジティブな意味で、アンコールの拍手もほとんど無かった。本編で完成してるライブだった!


とにかくデイヴのカリスマ性の虜になってたのでホーキンスのドラムとかもあんまり見ておらず。デイブのほとんどヤケクソみたいに叫んでるシャウトの力強さはすごかった。足骨折してる感ゼロでした。


はじまるまで「FOO FIGHTERSって好きな曲もあるけどそこまで……」って感じだったんですが完全に持ってかれました。演奏の熱量、曲のパワー、フロントマンのカリスマ性、客の待ってました感。文句無しのヘッドライナー!!


Wiwek (RED MARQUEE)

GREEN STAGEのヘッドライナーも終わり、深夜のクラブミュージックタイムに突入。Jungle Terrorというジャンルを代表するWiwekは想像通りの下品な音。もちろん良い意味で。
トライバルなリズムにドッカンドッカン爆発するデジタルビート。力づくで踊らせる感じ。まんまと踊らされました。


JAM CITY (RED MARQUEE)

深夜タイムで一番楽しみにしてたJAM CITY。
先日発売された2ndがポストロックのような静のインテリジェンスな内容だったので”バキバキなWiwekのあとで大丈夫か?”とか思ってましたが、JAM CITYも劣らずの攻めまくりのプレイ。流れ的な違和感ゼロ。
JAM CITYってこんな感じなん?と意外と頭悪そうにノリノリ。


アルバムらしい曲は最後の方に申し訳程度に2ndの曲かけただけかな?
ほとんどはトラップ系のアグレッシブなリズム。レゲェ調のラップのカットアップを多用したり、ビートはほぼトラップ状態だったり…… 予想外だったけど良かった!このアッパーなノリは完全に意表を疲れましたが個人的にはめっちゃアリ!


MAX COOPER (RED MARQUEE)

MAX COOPERは4Kってな言葉が思い浮かぶ超綺麗VJに合わせて知的なテクノ。
自分のJAM CITYのイメージはこちらだったので何度もタイムテーブル見なおしました。するとMAX COOPERとDJ TASAKAの順番が逆で印刷されててさらに混乱することに;


高層ビル街が膨らんだりしながら徐々に模様へと変わっていくなど映像が面白かった~。


DJ TASAKA (RED MARQUEE)

日本のテクノ番長は直球なテクノDJ。がっつり踊らせてもらって初日は終了~