soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015/08/13 Thom Yorke - Tomorrow's Modern Boxes、Matthew Herbert、Jon Hopkins @ ZEPP NAMBA

東京サマソニの深夜Hostess Clubのアクトがサマソニ大阪前にやってきてくれました。
良い時代だった……翌年の同イベントが超ガラガラだったか今はもう大阪で東京メンツがやってくれることもなくなりました……。


この年は人入りはなかなか。トム・ヨークのネームバリューは強烈ですな。
大きいスクリーンが用意されてるので、フロア後方からライティング込みで見るのが良かったです。
映像がめっちゃカッコエエ……。

Jon Hopkins

ベースミュージックやトラップっぽい要素も入って思ってたよりバキバキでしたー。
カッコよかったけど個人的には美しさとハードさのどっちにも弱かった気がしないことも……。


動きまくる照明と大きなスクリーンの視覚情報がカッコよかったー。スケボーの映像は色々と想像させてくれて音と一緒にトリップしそうになりました。


Jon Hopkins本人の機材(MPC?)を触りまくるアクションもカッコよかった。客入り的にステージ観やすかったのがよかったな。


Matthew Herbert

基本四つ打ち。どこか変態。最初フロアの照明が明るすぎやしないか?音に入り込めない……と思ったけどインダストリアルな音が鳴りだした中盤あたりからがっつり持ってかれました!照明とか関係ない!


基本の構成はテクノなDJ。でもリズムがなんかおかしかったり、変な音が鳴ってたり……たまに鋭い動きで客を沸かせるのがイカしてた!帰り際の表情とか見ると奇才っぽさ出まくってました。


Thom Yorke

想像してたよりDJじゃなくライブ寄り。そして想像してたより踊れた〜。どことなくスチームパンクな世界観がたまらなかったです。スチームパンク……というより苦しいだけじゃない美しさを伴った終末感?


”レディへ”じゃなくて”トムヨークのソロ”の大前提を理解してる人の大方の感想は"思ってたより良かった"じゃないでしょうか?ソロってそこまで期待値高くなかったけど、軽くそれは超えてきた。


トム・ヨークの独特すぎるダンスがたまんない。
しかしもっと背が低くなかったっけ?レディへの他のメンバーが大きすぎるだけ?
髪型とかも”僕が映像でよく見たトム・ヨーク(サマソニ03の頃)”じゃなかったので本人を見てる実感があまり無かったかも。声も聞こえにくかったし。


Tomorrow's Modern Boxes名義だし、もっとフワフワしたエレクトロニカな感じになるかと思いきや細かいビートでガンガンに攻めてく感じだったのはめっちゃ良かったなー。
それでいてレイブ/シンプルなダンスミュージックにとどまらない世界観があった。近未来の世界で踊ってるみたいな感覚でした。


一部の曲で声が聞こえにくかったのだけが残念。
最初はまったく声が出てなかったようにも聴こえたし機材トラブル?