soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015/10/25 ボロフェスタ 2015 - day2(キュウソネコカミ、メシアと人人、清 竜人25、夜の本気ダンス、I am Robot And Proud、my letter、OGRE YOU ASSHOLE、FLUID、フラワーカンパニーズ、NATURE DANGER GANG、水曜日のカンパネラ、ボギー、くるり)

ボロフェスタ 2日目ー。目当てはオウガ!

「BiSH」

到着したら終わった。Nerveの音だけ聴こえた。
出てくる人達見てるとファンはかなり盛り上がっていた様子。


キュウソネコカミ

”アイドルに負けるかー!”のシャウトでスタートしたセイヤさんが妙にカッコよかった!


アイドルのあとにそれを意識するバンドって流れが面白かったな。
こんな勢いのあるロックバンドが現在の日本にいて安心した、頼りになるなって気持ち。

「お願いシェンロン」は無し。
ナウシカ”はあり(笑)
人の上を歩いとりました。


セイヤさんがThe VaccinesのTシャツ着てて"たぶんフジロックで買ったんやろなぁ"とか想像してほっこりした;

メシアと人人

初見。衝撃!!!


ドラムとギターのデュオ。グランジ・ノイズじみた轟音のギターと味のあるドラミングでグイグイ惹き込まれました。
冴えない小太りのギターボーカルが轟音+胸を締め付ける歌を歌ってるのがステキでした。


オタクな雰囲気を醸し出しながら、キュウソにも"僕らああいうのはできないんで"と噛みつく。


最後は客席に降りてきてギターをステージに向けて長距離スロー!!!やべぇ!!!冴えない男のマジロックはたまんねえ!

竜人25

衝撃の一夫多妻アイドル。


夫に愛を歌いまくる夫人もアホやし、それにノリノリで応える竜人もアホ。ステージの上にアホしかいない。設定がアホなんだからしょうがない;


清竜人はSSWとして素晴らしい才能を持ってるたけあって、曲が/トラックが異常にいい。奇抜な設定抜きにしても音楽として普通に楽しめる。


婦人がメインのようで竜人がメイン?竜人のダンスのキレが良すぎるのが逆におもしろい(笑


「Mr.PLAY BOY…♡」でのスケベコールの150%のアホらしさ。
「Will You Merry me」の大円滑感。
こんな良いエンターテインメントを見せられたらシロ旗ですわ〜。


竜人25はこの2年後に解散してしまいました。ライブ見れたのはこの一回だけだったなぁ。もう一回ぐらい見たかった。特に名曲「LOVE&WIFE&PEACE♡」を生で聴いてみたかったなぁ。


夜の本気ダンス

RUSHBALLで最高のライブを見せてくれた夜ダン。


うーん、今回はちょっと微妙だったかなぁ。歌中心の曲が多くて盛り上がりがイマイチ。


地力はあるんだろうけど夜の野外の大舞台というあのシチュエーションには。*1
MCは京都人らしくボロフェスタに出れる嬉しさを語ってて熱かったです!


I Am Robot and Proud

エレクトロニカの大御所。ボロフェスタに海外バンドは珍しい。


うーむ、KBSホールの音響がIARAPの音を伝えきれてない気がしてもどかしかった。
後半は音が馴染んできたのかそこそこには気持ちよくなってきました。最後の人力トランスっぽい展開は気持ちよかったなー。


ちなみに照明が神がかってました。
ボロフェスタのシンプル自動化されてない照明を、スライダーを高速で動かす人力テクで最新型のライブハウスのように魅せる凄技。スポットライトが動き、交差し、点滅してた。照明ブースを覗いたら卓を触る手がHIFANA状態;職人だ!
自分の人生で一番すごい照明でした。衝撃だった!


my letter

ノーマーク。なんとなく見たらめっちゃ良かった!


少し玄人好みなアレンジも織り込みつつ、メロディが非常にいいロックバンド。
良い空気だなってのと面白いなってのが同居してる。ベースの女性がキーボードも兼任するもの面白い。


これはまた見たいバンドですなー
残念ながらドラムは近くに脱退しちゃうらしい。良いフレーズ叩いてたのに〜

OGRE YOU ASSHOLE

問答無用のベストアクト!

ストイックな空気

「フラッグ」の中盤ダンス化で踊らせて、「無駄がないって素晴らしい」でドープにカマす。
「素敵な予感」は超ヘヴィバージョンとはまた違ったアレンジでさらにドープの奥地に。低音グルーブに集中せずに高音の音域で攻撃的にしたアレンジでした。


そして「ロープ」。圧巻。マグマが吹き出したみたいな大大大大爆音が鳴ってました。
基本的に手を上げることもなく静かに見てたけど、最後のギターソロは拳を振り上げずにはいられなかった!なんだありゃ~~?!
あと歌がワンコーラスだけでした。こんなバージョンもあるのね。


照明でなく、バンドから発せられる光がすごかったです。ステンドグラスは開かなかったけど神々しい光を背中に背負ってた。
魂を持ってかれました。MDT 2015とフジロック2014に続く名演。

FLUID

オウガで魂が半分抜けた状態で地下。
2日間で唯一見た地下ステージアクト。
1Fが良いメンツすぎてなかなか下にいく時間がなかったんです;


テクノな反復+ハードコアな高速の感覚の融合。ハードコアテクノでなくハードコアなテクノでありました。
特大ハイテンションで攻めて攻めて攻め倒してましたー。


熱い!モッシュが起きて天井のカバーが外れてました。
終演後に降りてきたスタッフが「天井が壊れたんだって?」って状況飲み込めてないのが面白かった。そうです、天井が壊れたんです。

フラワーカンパニーズ

おじさんたちの安定感がある。お客さんもオトナが多い。
「深夜高速」は何度聴いても良い曲ですな。


最後に「真冬の盆踊り」。
楽しい音に隣のステージでセッティングしてるNDGが反応。一部の若いファンはそちらへフライングして向かう。フラカンとNDGが話す場面も。

Nature Danger Gang

フラカンのファンが出るのと前に詰め寄るNDGファンがごっちゃになってカオスに〜。


ウワサは聞いてたけどはじめてみた。
フロアの真ん中で綱引きとか相当おかしなことやってたみたい。でもよく見えなかった;

水曜日のカンパネラ

この日一番の客入り?話題になってるもんなぁ。登場予定のステージ前に詰め寄る客。
しかし登場したのは別の場所に用意されてたトラクター型のオブジェ(デロリアンだったらしい)
トラクターをスタッフが人力で移動させてフロアのど真ん中へ。たまたま自分の居たトコロに来たのでめっちゃ近くで見れた!


アクロバティックなポーズを取りながらスムーズにラップで「ディアブロ」いきなり”ふやけるね!”のコール&レスポンス。
ステージに戻って「桃太郎」。「マリーアントワネット」ではお菓子を投げる。新曲の「ラー」も披露。


まだ新人で若いのに間の使い方が堂々としてる。自由で綺麗でエンターテイメントがわかってるヒト。
なにげにラップをミスらずにこなしていくテクニックはなかなかのものです。


ボギー

ロビーのステージで少人数で盛り上がってた;


隣の大きなステージではいっぱいの人がくるりを待ってるのに、こっちはこっちで30人も満たない人数で楽しんでる。そこで「青い春」が歌われているのはとても良い絵でした。


地下ステージの出番5分前のサンデーカミデさんも見に来てた。めっちゃ笑顔だった。


印象に残ってるのが”俺もステンドグラス欲しいよ。ロビーステージの後ろにもステンドグラス作ろうぜ!”少年みたいな提案。ボロフェスタらしいなって思いました。


くるり

Morning Paper ブレーメン Liberty & Gravity ワンダーフォーゲル Guilty ARMY GO BACK TO CHINA ワールズエンドスーパーノヴァ

アンコール リバー


最新作+現在行ってる”3rd&4thの再現ツアー”から一部ってセトリでした。
最近はLiberty & Gravityが一番好き。奇妙なのにポップ。そして全フレーズがキラーフレーズ。
ワンダーフォーゲル」と「ワールズエンドスーパーノヴァ」はよく見るからそれほど感動はなかったかな。
「GO BACK TO CHINA」はくるりを知った頃に良く聴いてたから嬉しかった!


ドラムが外国人の方になっておりました。(not クリストファー)


アンコールは「リバー」。トリにしてはあっさり終わったかなぁ、って気もする。


*1:数年後は屋内でも歌モノでも魅せてくれる素晴らしいバンドになってます