2016/06/11 デマンダ、The バーナム、The SADIST、Smoke Ramber ＠難波ベアーズ

マゾンナの原点、あの伝説のThe SADISTが出るとのコトで行ってきました。他の出演者よく知らない＆The SADIST自体もちょこっと知ってるぐらい。

ブルージーなパンクロック。堂々と歌い上げていらした。
ベースは最初は女性で途中で男性の方にチェンジしていました。なんか見たことあるなぁ、と思ったら原爆オナニーズの方でしてー。ブルースハープの男性も加わってオトナなロックンロールの色気がありました。

伝説のThe SADIST！知ってる曲は「ダッチワイフ」くらいだけども；
マゾさんはマゾンナに比べて動きは抑えめ。でもステージの最端で客をめっちゃ睨む！
眼力から発せられる殺気がすごくて……蛇に睨まれてるような気分でした。たまにマイクやスタンドが足元に飛んできたりも；

サウンドは初期衝動パンクより色気のあるパンクって感じでした。マゾさんのオーラが怖くも色っぽい。
途中、ギターが光ってキュイーンとノイズみたい音を出してた。なにか内蔵してた？
タバコをくわえて叩くドラムもいぶし銀で痺れた～。

怪しくてゾクゾクするメロディの「ダッチワイフ」がカッコよすぎ！
最後はフロアにズカズカ突っ込みながらマイクをポーンッとステージに投げてそのまま後ろのドアから出て行きました。媚ゼロのステージでありました。
ずっと強張りながら見てた；そんな緊迫感がたまらなかった！

予備知識ゼロで見てドハマリ！名古屋のパンクバンド。ベースは原爆オナニーズのエディさん。
ギターがDevoみたいなサングラスをかけてて、まさにそんな音。
ストレートなパンクの勢いとポストパンクのジャギジャギ感が見事に合わさって踊れて騒げるサウンドに。ヤバイ！

突っ走りながらオープンハイハットが裏で入ってたり。
うおぅ良いベースラインだねぇ！とニヤッとしたり。
リズミカルな演奏をバックに余裕のあるギターソロをかましたり……と演奏はかなりタイト。
しゃがれた声で楽しそうに歌うボーカルはじゃがたらに通じる日本人的な魅力がありました。

基本はリズムで押していくタイプだけど、最後の曲はメジャーコードで”うわっ、良いフレーズ！”なんてトコも。
自分の上司ぐらいのオトナ達が攻めた音を楽しそうに演奏してる。いやー、ほんと良いバンドでした。ドツボ！

目の下を黒塗りした100％アブナイ風貌にビビる；
ギターはひとバンド目でベースを弾いてた女性。ベースの時はそこまでビビッとくるものはなかったけどギターはカッコいい！ハードなリフから怪しいソロまでクールに弾いてて、くノ一みたいな風貌もありしびれた～。

スキンヘッドでガタイ良過ぎなボーカル。クレイジーな表情と動きは怖くも癖になる。
ドラムがめっちゃパワフル。ぶっとい丸太で叩いてるんじゃないかってなぐらいの重さ。
ホラーで凶悪なパンク。Misfitsに通じる空気があるかな？ポップさはないけども。

どのバンドもモッシュはなかったけどアブナイ空気がずっと充満してたロックな夜でした。オトナの、昔のロックの匂い。面白い体験だった～。

soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか