soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/06/25 SHISHAMO @ 大阪城ホール

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新曲、弾き語り、メタ映像…と盛りだくさんな3時間〜。
演出は抑えめ。ZEPPでのライブの方が派手だったかも。曲で勝負きてました。


会場は1Fのアリーナも全て席あり。手だけを動かす、いわゆるJ-POP的なノリがあそこまで濃いライブは初めてかもしれない。ちょい前までロックバンド的なノリもあったからビックリした!こんなバンドになったのねー。


ゲスト無し。音源同期も「みんなのうた」のホーン以外は無かったはず。最後に3人が礼をしてる時に”3人だけであれだけの音を出してたんだな”とグッときたり。


セトリは『SHISHAMO 3』からを中心に。過去曲は意外と『SHISHAMO 1』からが多かったです。


中盤にアコースティック・コーナー。そのあとに特にMCも無くはじまった「旅がえり」が一番グッときた。
アニメと歌詞字幕による感情の揺さぶりが半端無くて~。CDだとそんな注目してなかったけどこんな良い曲だったんですね。
「旅がえり」のアニメは七尾旅人の「TELE◯POTATION」をちょい思い出したり。素朴だけど描かれてる以上のストーリーをバックに思い浮かべることができます。


新曲もいくつか。
最初のほうにやった新曲はクリアな音でカッティングするギターがいままでにない感じで面白いな、と。 
終盤での新曲はサビ後リフの上から下までスライドするベースがめっちゃかっこいい!曲の質量が大きく上下するフレーズでまるでリンプみたい。それをちっちゃい松岡さんが弾くから余計のカッコええ~。


youtubeにアップされてた大阪物語が今回の大阪城ホールにきてて話がすすむ、っていうメタ演出もあり。30代にはついていくのがツラい展開だったけども;試みとしては面白かったな。


クライマックスに「休日」をやったのは意外。バンドが気に入ってる曲なんかな?イントロのブルージーなギターは何度聴いても素晴らしい。


アンコールでの重大発表(シングル発売)でジラしてるとき”何?”って声と一緒に”コワい!”って声があったけど、自分も”バッドニュースじゃありませんように!”って思いがあったなぁ。SHISHAMOはあっさり”解散です!”とか言いそうな気配がある。


大阪出身の松岡さん。MCでは泣かなかったけどラストの「恋する」でちょっと泣きそうになってた気がする(笑)