soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/07/20 Fishmans @ ZEPP NAMBA

大好きなフィッシュマンズ
最初に「長くなるけど大丈夫?」と訊いてきたときは笑ってたけどホントに長かった。
まさか「LONG SEASON」が始まるのが21時過ぎてからになるとは;もちろん40分verをやってくれました。全部で3時間半。大盛りフィッシュマンズをたらふく堪能しました!



「土曜日の夜」「バックビートにのっかって」「頼りない天使」「すばらしくてNICE CHOICE」「Wether Report」「ナイトクルージング」待ってたのはコレや!って曲たっぷり。夢のような時間でした。
特に大好きな「土曜日の夜」をやってくれたのは嬉しかったなぁ。


どの曲も素晴らしい。とにかく曲が良い。そして一流の演奏者が丁寧に魂を込めて演奏する。ただただ良かったです。
譲さんのベースが予想してたより音が小さかったのだけが残念。
昨年のOTODAMAのときはアホやないか!ってくらいにどギツイ音だったのでー。
勝井さんのヴァイオリンも一番重要なトコで聴こえにくかったりしたから……もしかしたら左側にいたからかな?


二時間演奏してすでに大満足になってる耳に「LONG SEASON」。日本のロック史に残る名曲です。素晴らしかった。
勝井さんのヴァイオリンのあとに全員が加わるピーク部分。明るくなったステージの真ん中だけポッカリ空いてるのが、大きなピースが欠けてる空間として目に飛び込んできて”世界はすごい人を失ったんだな”と実感して涙が止まらなくなりました。
演奏が、楽曲が素晴らしいだけに余計に。これだけのメンツが揃ってても埋まらないピースがあるんだなぁと。


泣いてたら、うっすらと佐藤さんが真ん中に立ってるのが見えてきました。誇張ではなくホントにCGみたいにフワッと浮かび上がってきた。不思議な体験だったなぁ。
郁子さんがステージの真ん中にあまり立たなかったのはそういうことなんだろうか?


アンコールに「いかれたbaby」。大好きな曲。佐藤さんの録音された歌声でスタート。
最後に譲さんが満面の笑顔で演奏してて”あぁ、これが今のフィッシュマンズなんだなぁ”って思ってほっこりしました。
フジロックの3日間にも負けない、最高の一夜でした。