soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/08/27 Rush Ball 2016(Czecho no Republic、Homecomings、RIP SLYME、SANABAGUN.、東京スカパラダイスオーケストラ、yonige、銀杏BOYZ、Dragon Ash、LUCKY TAPES、ストレイテナー、BRAHMAN、group_inou、SiM、MIYAVI)

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Czecho No Republic

シート敷いて準備しながらのCzecho No Republicからスタート。


相変わらず開放感ある環境が似合うバンド=晴天の野外は最高!
「MUSIC」のタカハシマイのコーラスがたまらなく好きです。声の質が天然に天使だ〜。メインよりコーラスの時の方が好きだったりします。


最近の曲はデジタル色が強くなってきた気がしてたけどライブだと大きな違いは感じず。
デジタルだバンドだ以前にスケールの大きいサウンドって部分がどかーんってくるのがチェコですな。


Homecomings

(歌も含め)以前よりリズムがする~っとスマートになった気がする。前はスキップで今は小走りみたいな。結構印象が違いました。


スルスルと前に行けてほぼ最前列で見れた。青空の下の爽やかサウンドは気持ちよさの極みでしたー


リズム隊のお2人が加速的に美人になっててドキドキ。ボーカルも髪伸ばして雰囲気変わったなぁ。福徳さんはほぼ喋らずで優等生なホムカミでした。


RIP SLYME

キャラ立ちMCにヒップホップから逸脱したDJでマジヤバいくらい良いゼー。
煽りもラップもめっちゃ上手いしライブスキルが高すぎる!


今日はなんかSUさんがめっさカッコよかった!
低音ボイスでちょいエロなラップをするのがかっこよすぎて、他3人がフリにすら聴こえた。


セトリも「楽園ベイベー」に「FUNKASTIC」に「熱帯夜」に「JOINT」……とヒット曲満載でたまりませんでした。
「JOINT」の後半でジャングル・トラック(有名な曲だっけ?)を混ぜるのエグいほどカッコよかった。最後ブレイクコアみたいになってたし;


前にCDJで見た時は”ん?微妙……”だったけど今回はよかったなー。


SANABAGUN.

名前はチラリと聴いたことある程度の認識。
バンド演奏+ラップ。
演奏は韻シストばりにクールなんだけどMCの二人にどこか芸人感が;
スキルあるけどちょい残念な感じするオーラが面白い!(見た目もサンド富澤とバイきんぐ小峠っぽい気も……


MCのがステージから飛び出してきた時に柵を前転して超えてきたのが良いハイテンションでした(笑)


滑り芸的なMCがステージで散々バンド名のコール&レスポンスしてたのに、客の視線がPAテントに飛び出してったハイテンションなMCに向かってたのが面白すぎました(笑)


東京スカパラダイスオーケストラ

「DOWN BEAT STAMP」「ペドラーズ」「SKA ME CRAZY」…とフェスおなじみの盛り上がり曲ラッシュにCM曲の「Paradise Has No Border」が加わってました。
この曲もテンションあがるなー。ちょっとだけさかなクンの登場を期待してしまった;
全員がフロアの真ん中に集まって円形のフォーメーションでメインフレーズを力強く奏でるかっこ良すぎるパフォーマンスにうっひゃあああ!ってなりました。アニキー!!


最後に一人づつのソロの時に加藤さんが背面ギターで前に出てきてそのまま見事なフレーズを弾きまくってたのも鳥肌モン。アニキ達はライブの歴が違いますわ……。


yonige

気になってたガールズバンド。極上にキャッチーなメロが勢いあるロックに乗る。


ベースは髪振り乱して弾いてギターはラフに弾いてそうで案外きっちり音出てる。クールにエモい。「アボガド」とか早くもアンセム感あるし他の曲もシングル級ばかり。これは売れそうやー。


曲が良いのはPV見て承知済み。演奏もしっかりしてるのが良かったなぁ。公式レポに”ライブ終わった瞬間に銀杏のライブに猛ダッシュしていった”ってエピソードも良い(笑)
はやくもまた見たいと思わせてくれるライブでしたー。


DIALUCK、yonigeと寝屋川のバンドが来てるのかな?どちらもラフなようでしっかりしてる。アンニュイようで熱い。


銀杏BOYZ

笑えるMCがほとんどの中で一回だけマジなテンションで”どんな汚い手を使ってでも、生き延びてください…逢いに来ますので。”ってMCに涙出そうになりました。一瞬で人の心を掴んでいくのはさすが。


去年の夜のクロージングアクトとはまた違った銀杏でした。

Dragon Ash

やっぱKJかっこええなー。曲ええなー。ただどうも「The Live:はハマれなかったり。ちょいメタルコアなグルーヴで自分がAshに求めてるモノとは違うかなーってのがある。


「百合の咲く場所」では始まった瞬間から泣き出してる人が何人か。名曲です。

LUCKY TAPES

今年のtaicoclub系統枠。ホーン隊に女性コーラス付きでまったりピースフルな音楽。めっさ気持ちええ~。酒が進む音楽であります。
こういう音楽が一番ナチュラルに気持ちよくなれるこの頃。


コーラスの女性が通常時は普通の黒スカートだけど、後ろから照明が当たる時だけ脚のラインが見えるのがすごくドキドキした;


ストレイテナー

夕日のなかのストレイテナー
いつも以上にどっしりと構えた演奏でめっちゃ良かった。セカセカせずに安定感抜群に良い曲をやってくれる。ちょいバンアパの空気すら漂わせてた気がする。


落ち着いて見たほうが各者が面白いことやってるの見れていいなぁ。曲はストレートな印象なのにひなっちはホント変なベース弾いてる。
シンペイがドラムの上に立って夕日を見てるのがステージバックからの視点で移ったのは映画のワンシーンみたいに綺麗でした。

BRAHMAN

客の上に立ったTOSHI-LOWが向かってくるダイバーをぶんぶん放り投げてくっていう新しい要素が加わってた(笑)
MCは安定クオリティの笑える話……からのトリに繋げるグッとくる言葉。


”トリ前が決まらなくてブラフマンは置いてみたらハマった。出てくれないか?と相談があった。普段は2年連続で同じフェスは出ない。でも話があったときにブラフマン、DA、テナーと歴代トリのあとにSiMがどんなライブするんだって気になって承諾してみた”


やっぱかっこええわ、この人。
これが最高のパスになったのがまた良かった。

group_inou

踊りまくりで楽しかった!やっぱ夜のATMCは人がアホに盛り上がれるナニかがある!
cpが自転車で登場して、真ん中で煽って、そのまま出てきたのと反対側に停めた謎行動がまったく意味わからなくて最高でした(笑)


ばんばんにフラッシュ炊きまくりでステージはあまり見えず。それが余計に周り気にせずに踊れる環境になっててよかったなー。
「THERAPY」のときにイルカくん出てきた時はびっくりした!


SiM

完全にヒール役に徹したトリが最高でありました。
2nd以降のSiMってどうもしっくりこなかったんだけど昨日のライブはめっちゃカッコ良かったなぁ。ヘヴィなパートがガツンと身体にきて大舞台のサウンドになってた。


”キレイに終わるフェスなんてクソ食らえだ”のあとの”残念だったなRUSHBALL、今年はバッドエンドだ!”は震えるほどカッコ良い名言だった。これがSiMのやり方か~。


SiMは若い邦楽ロックファンに諭すような立場で見ることが多かったけど、今回みたいに先輩方に炊きつけられて”やらなきゃ大っ恥”みたいなシチュエーションに追い込まれてたのが最高のライブに昇華させてました。トリを良い意味で意識して鬼気迫るライブやった~。RUSHBALLって毎年ドラマがあるなぁ。


MIYAVI

BOBOさんのちょいドラムンベースみたいなドラムに乗せての超絶ギターはスゴかったけども、今回はSiMに持ってかれた感はある。自分がちょい集中できてなかったかも。