soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/09/20 山下洋輔スペシャル・カルテット @ Billboard Osaka 2nd stage

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山下 洋輔はもちろんバンドメンバー全員が超人ですごかった!
ジャズの”曲”を演奏しながら随所にぶっ飛んだインプロを挟む感じ。難解にならずとても聴きやすい演奏でした。


ジャズピアノに関しては比較できる対象が少ないんだけども、上原ひろみがマシンガンのようなタタタっ!って感じなら、山下洋輔はマッサージヴァイヴのようなギュッと詰まってる感覚があったかな?


ウッドベースの水谷 浩章さんの演奏も凄かった。
見た目は一番大人しそうなのにインプロで弦が切れるんじゃないかってぐらいに派手に弾いてました。ブゥオン!っとウッドベースからは聴いたこともないような音が鳴ってた……;


ドラムの高橋 信之介さんも鬼のような手数。さらに繊細なブラシ裁きも。
カットアップしたブレイクビーツ?と錯覚するぐらいに1音の粒が細かい&タイト。あとニカッと歯を見せながら叩くのがステキだなー。


インプロでまわしていく曲で、山下洋輔さんはクラシック系の美しいピアノを弾いてました。
この人は破壊だけじゃなくて元の底力がモノすごいんだなってのがよくわかりました。


随所で”なんじゃこりゃー!”ってなすごい演奏をかましながらも視線を交わしながら笑顔で演奏してるのがホントにステキ。
普段やる布陣ではないらしく、このメンバーで演奏できる喜びが溢れ出てて、まさに”スペシャル”なカルテットでありました