soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/09/23 チューリップ @ フェスティバルホール

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なにげに好きなチューリップ。
レジェンドもどんどん見たいって時期だったので行ってきました。これが大当たり。
客層は40~50代がほとんどで僕は完全に場違いでした;でもベンチャーズよりは若いな(笑)



歌とメロディだけじゃなくアレンジでも聴かせる”バンド”でした。
いままでこのグループのことを誤解してたかも。各パートの音の切れ味が素敵で耳がずっと心地よかった。


羅針盤とか聴いてる時の”鳴るべきところで音が鳴ってる感覚”、”パズルのピースのようにこの音しかそこにハマらない感覚”。そんなことを感じられる音楽がこの時代には多かったのかなと。
JOJO広重さんが”3月33日は現在のチューリップ”と言ってた本当の意味がわかった気がします。


心地よいだけでなく宮城さんのベースが意外とブリブリに動き回ってたり、姫野さんが心がスッと洗われる音色でギター・ソロを弾いたり……と興奮するパートもいっぱい。
1番驚いたのが上田さんのドラム。いま65歳だそうですがドラムンかと思うシャープさ!
"夏のおもいで"のサビなんかFantasistaかってタム回しで”うおおお!”ってなりました。
さらに2部からはチューリップでまさかのツインドラム!でもサポートよりドラムの切れ味は上田さんが勝ってた。すごいわー


そしてやはり素晴らしいのがメロディセンス。財津さんはしっかりした声量。終盤の盛り上がる曲でもめっちゃ声出てました。
財津さんは演奏中にちょこちょことメンバーにちょっかい出したりとお茶目でかわいらしかったです(笑)


「心の旅」はただただ感動。ド名曲!
お客さんたちの心の中に青春の思い出が蘇ってるのがわかった。


自分にとってそういう音楽はメロコアなのかなとか思ったり。でも「心の旅」でも同じ感覚に触れることはできました。


終盤の盛り上がる曲ラッシュは本当に素敵でした。音楽っていいなーと思えるシアワセでいっぱい!
「魔法の黄色い靴」で”おお、そーだよ♪”とみんなで歌ったときには涙腺が崩壊しそうになりました。


三十路の自分が聴いても新鮮な音楽でいっぱいでした。
”日本のレジェンドを一度見ておきたい”くらいの軽い気持ちでチケットを買ったけど想像の何倍も良かった!