soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/10/01 uramado ” 猩 ”(小林うてな、ANYO、オータケコーハン、NETWORKS、the caves) @ CONPASS

CONPASSに面白いメンツを読んでたイベントuramado。最近は開催してないなぁ。

the caves

大自然を感じさせる穏やかで美しい音楽。
ギターボーカル+キーボード+チェロの3人。ギターボーカルの人のソロユニットらしいです。
この編成は初らしいけどこの3人以外イメージ出来ないくらいにしっかり絡みあって融けあってました。


系統的にはRoth Bart Baron、シガーロス系かな?
Roth Bart Baronが”雪景色の水平線”ならthe cavesは”空気の綺麗な森”のイメージが沸きました。


ホント綺麗な音楽。声もめっちゃ澄んでる。キーボードの方が男らしい顔だけど女性かと思うくらいの美声で鳥肌立ちました。


「雪の記憶」という曲の時に、ミラーボールに反射して床を漂う光が雪みたいでした。そのあまりの美しさにちょい泣きそうになったり;
終演後のBGMがシガーロスってのもニクいことするなー。素敵やった!


オータケコーハン

LAGITAGIDA、sajjanu、あと最近だとあら恋でギターを弾いてるオータケコーハンさんのソロ。


用意されたトラックをサンプラーでぐちゃぐちゃに……と思ったらそのぐちゃぐちゃなキテレツフレーズにギターでユニゾンさせたり……口がポカーンってなる絶技。ホントとんでもない。たまにダブステを思わせるグルーヴもあったりしました。


スゴすぎた!!マスロック仕込みのギターテクと最新デジタルサウンドのごちゃ混ぜ。HIFANAHELLAのコラボをマイクパットンがプロデュースして、しかも全員極限までラリってるみたいなカオスな音楽。スゴすぎ!


バカテクで曲はカオスなのにすんなり楽しめるトコがあるのがスゴいよなぁ。冗談っぽく言ってたけど"ノリノリで楽しむ"こともできる音だと思います。


ANYO

気持ちいいズブズブ感!


全体ではきらびやかに感じるけどひとつひとつのピースがめっちゃストイックで尖ってる。
前は”Massive Attackっぽいトコあるな”と思ったけど、ダークなままに開放感が備わってきて別の場所に向かってきてる感ありました。
客でなく壁に向かって弾くベースが好きです。音と照明との相性もばっちりでした。


NETWORKS

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NETWORKSのフロアライヴをステージ上から見る贅沢。めっちゃ良かった!!!
演奏はもちろん囲んで聴いてる人らが気持ち良さそうな顔してたのがまた良かったなー。


人力トランスでもドッカーンって爆発力じゃなくて、ジワジワと脳をカラフルにしてくれるミニマル感がNETWORKSの魅力。
身体を無理に動かさなくてもどんどん楽しくなってくる!
死ぬほど気持ちよかったな~。全パートがすごく個性的な演奏してると思う。他のバンドで見ない演奏スタイルがいっぱい!


欲を言えばちょこっとでもライティング演出があればさらにトリップ出来たかなーとも。フロアライブだから仕方がないかな?


小林うてな

D.A.Nのサポートで有名な小林うてなさんのソロ。
めっちゃ良かった!ドープ&ディープなサウンド。なのにちょい適当なMCの落差が;


ダークで不思議な音楽と動きまくりの照明が合わさってスゴかったです。音のガチっぷりがハンパない!
本人真ん中。左右に機材ってフォーメーションもカッコよかったです。



この日のCONPASSは照明が拍手喝采レベルでスゴかったー。
いつものCONPASSの照明機材なんだけど手動(?)で激しく点滅させたり、音に合った色を持ってきたり……ここまで感動した照明はボロフェスタI am robot and proudぶりかも。照明さんでここまで変わるんやなぁ。


特に小林うてなさんの「TOMATO」での中央3つの黄色い照明の使い方は芸術でした。ダークなとこでケルベロスの目のように光らせてるのにゾクゾク。盛り上がったら消えて、ダークになったらまた光る。ゾクゾク。
最後の照明フルパワーっぷりはおわーーー!ってなりました。




この日は自分にとって特別な出会いがあった日でもあり一生忘れられない1日です。