soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/10/02 Flake of the Universe(YeYe、DESMOND AND THE TUTUS、Keishi Tanaka、toe、OUTATBERO、LOSTAGE) @ 味園ユニバース

Flake Record10周年イベント @ 味園ユニバース
どの出演者もダワさんへのお祝いの言葉を述べててステキな祝福感のあるイベント~。素晴らしい音楽空間だったなぁ。

YeYe

ドラム+ベース+キーボード+YeYe(ギター&ボーカル)の編成。
フレンチポップ的なイメージを勝手に持ってたけど思ってたよりオルタナ。YeYe本人のギターも結構歪んでるとこあったりで…ほー、これは聴き応えあるな!


Desmond & the tutus

南アフリカのバンド・Desmond & the tutus。
楽器隊のみの演奏でスタートし、ボーカルが登場するやいなや楽器隊の口めがけて柿ピー的なモノを投げる奇妙な行動。(しかも放物線ではなく直線;)
5秒でわかる”こいつらアホやぞ”と。同時に”タダモノじゃないぞ”と。


キャラはアホアホだけど音はがっつりノレる、確度の高いダンスロック。ロキノン要素を排除したThe Telephonesといいますか。ベースとかはムーディなライン弾いてていぶし銀だな~と。


しっかりしたサウンドとボーカルの愛くるしいアホキャラで笑顔が耐えないシアワセ空間が出来てた。初見の人がほとんどだったろうけど会場全体が魅了されてた。良すぎて涙出そうでした。


Keishi tanaka

Keishi tanakaさんはギター弾き語り。
弾き語りでもホント元気いいよなぁ。美声すぎるー。

toe

やっと見れたtoe


柏倉さんのドラムがホントすごい。めっちゃ細かく叩いてるのに腕のアクションは丸太を割るかのようにド派手。見た目は力任せにぶっ叩いてるようで音は繊細さが決して失われない。なんじゃこりゃー。
ラス前の曲ではスネアにスティックぶん投げてましたな;


"toeの歌モノはなんかなぁ"と音源では思ってたけどライブで聴くとなるほどこれもいいな、と。
インスト曲のギターは歌的な旋律でなく楽器ならでは旋律。これがポストロックかー。


OUTATBERO

これは癖のあるバンド。
めっちゃ大きく分ければ人力テクノなんだけど、テクノの重要な部分…キックとかスネアを置いてきたような。いや鳴ってるんだけどスカスカな音で脳が認識しない。変わった感触でしたー。

Lostage

ラストはLostage。一番楽しみにしてた。Flakeの10周年をlostageが祝う。"らしく"てイイじゃないですかー。


この日のLOSTAGEの鬼みたいなカッコよさはなんだったんだろう。一つ一つの音/声に魂が奮えてひたすら”カッコいい!カッコいい!”と思いながら見てました。


拓人さんのギターが覚醒した時はいつも良いライブで。あの人はどっかのポイントから全部の音/動きが神がかることがある。最後は弦を切りながらの弾き倒しで熱かった!


本編ラストに愛のある煽りによりダワさんがダイブ。
アンコールでは散々ダワさんに悪口言っておきながら”あの人音楽は本当に好きなんだよ”と素敵な言葉を。
”10周年がなんぼのもんじゃい”と噛みつきながらもダワさんへの祝福と感謝が溢れて止めれなくなってるMCも最高でした。


そのあとの演奏で、今まで袖でニコニコと見てたバンドマン達が真剣な顔で聴いてたのが印象的。この空間にいた人達は信じられる。



lostage、鬼カッコよかった!!ロックは強いな。
Flake Record10周年おめでとうございますー!