soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/10/30 GOMA & the Jungle Rhythm Section @ Noon+Cafe

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GOMAさんの初書籍『失った記憶。ひかりはじめた僕の世界』を記念したGOMA&JRSのライブ。
最高でした……。いつも新しい”次”を見せてくれる。GOMAさんは生きてるのを体言してるなぁ。


まずVJがスゴかった!
Noonの四角いフロアの壁四方にGOMAさんの絵が映しだされてサイケな空間に。まるでGOMAさんの意識の中に潜り込んだみたいでした。またとない素晴らしい体験だったなぁ。
ホンモノが演奏している後ろで書籍の文章が映し出されるのはGOMAさん映画の3D表現を生で体験してるみたいでした。
言葉はGOMAさんの記憶障害の体験からくるものだけど、自分のような普通の人生を送ってる人間にも響く普遍的な言葉になって届きました。言葉と音の化学反応で何度も泣きそうに;;


音楽は新曲や既存曲の新アレンジなど新しいGOMA&JRSになってきてる気がしました。
いまの方向性は、勢いをちょい抑えてズッシリしたグルーヴやテクノ的なジワジワくるノリが多いかな?クールながらも爆発力はそのまま。踊れるー!



映し出される言葉の前で、目を閉じてディジュリドゥを吹くGOMAさん。歌は無くとも語りのある表現でありました。
手に持つタイプのディジュリドゥの時に先端をゆらゆらと動かしてたのが印象に残ってる。音で空中にナニカを描いてるみたい。前からやってたっけ?



PA内田直之さん!この人はハズレないですよね。
田鹿さんのパーカッションが空間のある音響で、全面VJと合わさることでGOMAさんの世界に潜り込んでいく感覚を強めてました。


最後の「Riodidgeneiro」で”みんな思いっきり叫べー!”煽った時にみんなが地声で”ウオー!”って叫んでたのが良かったな。”フー!”とか”イエー!”とかの作った声じゃない。自然な叫び声が上がってた。


高架下のハコゆえ「One Groove」の上昇パートで電車の音と椎野さんのスネアロールが重なって演奏が崩れそうになるという面白ハプニングもありました(笑)それでも動揺することなくすぐに戻してどんどんと高みに昇っていきました。


狭めのハコを逆に活かした最高のVJ演出と生命力あふれる演奏で最高の”体験”ができました。やっぱ大好き!


今日のVJでも1番ポジティブな言葉のときに映し出された色が青だったし、GOMAさんにとって青ってのはポジティブ/未来をイメージする色なのかな?