soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/11/04 The MIRRAZ、魔法少女になり隊、リンダ&マーヤ @ 2nd Line


The MIRRAZの10周年記念・対バンツアー。ドラムのいないバンドの三つ巴。

リンダ&マーヤ

夙川ボーイズの二人が組んだ新ユニット。新しいロックンロールの誕生を目にした!ヤバい!


このユニットではほぼ初ライヴだそうです。緊張のため飲めない酒に逃げるマーヤ。結果飲まれるマーヤ。でもキラキラしてて楽しそうだった。


ドラムマシン+2ギターボーカルの編成。マーヤは目の周りを黒塗り。
ジザメリ、ドラムスあたりのピュア&ドリーミーなサウンド。たまにホワイト・ストライプス的なブルースの要素も。


夙川ボーイズの歴史から続くものではある。けど確実に違うユニットだなぁ。
夙川ボーイズはリズム/アクセントがパーン!パーン!って破裂してるけど2人だともっと素朴。一定のビート+不完成に聞こえるメロ/ウワモノはある意味Sleaford Modsに通じるかも。


マーヤのスライド・ギターがブルースしまくり+リンダのコミカルな歌の曲。
リンダがクリアな音のリードギターを弾く夙ボには無かったタイプの曲。
最後にやったバラード曲。
などは鳥肌モンに良かったです
向かい合ってギターを弾く絵とか映画のワンシーンみたいなカッコよさありました。


メロディは甘~い洋楽インディーズに寄ってたかな?
夙ボはバンドのイメージを背負ってある意味固定されてたけどもっとパーソナルな音楽をやってる印象を受けました。


リンダ&マーヤに対して畠山さんが「高円寺でやってそう。まだ未完成でめちゃくちゃなんだけどセンスがとにかくすごい。久しぶりにああいうの見た」ととてもステキな感想を述べておりました。
いやー、よかったなー。今日のマーヤはベロベロだったからイレギュラーかもしれないけど(笑)


魔法少女になり隊

面白い世界観ですよなー。


赤ギターの人がめっちゃ小顔&クール。カッコいい系美人でめっちゃ好みでしたー。たまに笑顔になるとコロっといきそうになる;


このバンドはテクニックや激しさより楽曲の”気持ちよさ”とキャラ付けの上手さだなぁ、と。サラッと「ハレ晴レユカイ」のカバーやってたのも……らしいなぁ。


The Mirraz

ロックな曲もダンスな曲もめっさカッコよかった~。


ドラムレスになったこのタイミングで一曲目にオーソドックスなロックの「ラストナンバー」を持ってくるとは……。そんな入りからしイカしてた!


ドラム無しなのでドラム音源を流すボタンプッシャーの木乃伊くんがいました。今の曲はもちろん昔の曲も違和感なく受け止めれました。意外と昔のロック曲と最近のEDM寄りの曲が違和感なく一緒に存在してたなぁ、と。


始まる直前にMajor Lazerの「Lean On」がかかってて、それがミイラズの出す音と似てて”あー、こういうことがやりたいのか”と理解しやすかったです。
最新の音を貪欲に取り込みながらミイラズらしさも残してて、結果新しい音が生まれてる。参照した上で新しいモノを作る畠山さんらしさがありました。


新曲からは「最後の夢」が好き。お、こんなギターの音なってるのかって部分も。
間違えて2番から歌いだしてて……よっぽどあの部分が言いたいのか;