soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/11/05 KNOTFEST 2016(Issues、Hoobastank、RIZE、ROTTENGRAFFTY、Disturbed、SiM、Deftones、Slipknot) @ 幕張メッセ

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2回目のKNOTFEST in Japan。


トイレもフード&ドリンクもほぼ並ぶことなく、グッズも常識の範囲内な列で快適でした。
ピットはあいかわらずマッチョな外国人が多くて当たりが強いです。タックルで正面衝突したときは呼吸が止まるかと思った……。


ISSUES

どんだけオサレ〜。一番手の持ち時間だと足りないなぁ。
30分枠セトリだと2ndのオサレ方面がほとんど。ハードな面がもっと欲しいなーと思ってしまいました。うーん、好きなバンドだけど今回はちょい不完全燃焼。2ndがあまりピンときてないんだよなぁ。


Hoobastank

懐かしさー。高校のころ流行りまくったフーバス。


曲はもちろん人の良さそうなボーカルとか。
ヘヴィロックにしては丁寧な演奏でメロディが核にあるところか。
基本的にはヘヴィ云々の前にグッドソングを書くバンドなんだなぁ、と再認識。


最後の「Out of Control」→「The Reason」→「Clawing in the Dark」の流れが青春すぎて泣いた。
「The Reason」の大合唱は美しかったなぁ。2016年にあの光景が見れたってのが……相当きました。


RIZE

これナンバーワン取っちゃったんじゃないかっ?てくらい楽しかった!
「HAVOC」始まりの「日本刀」「GUNSHOT」「kaminari」と定番曲で変わらぬカッコよさ〜


”日本にこんなバンドがいるんだ!”と誇りたくなるカッコよさだった!
一人が突出してるのでなく3人のバランスよくスマートに切れ味があった。個+個+個+個が完璧に噛み合ったときのヤバさをマジマジと体感。KNOTFESTということでバンド側も相当に気合入ってたっぽい。


モッシュは日本人中心でハードコア/メタルよりミクスチャーなノリ。自分には1番合ってた;
障害物無しにみんなが音でぶっ壊れて楽しめる空間ってのは最高ですなー。


ROTTENGRAFFTY

最初はフード食べながら聴いてたけど「This World」で居ても立ってもいられなくなったので飯をかきこんでフロアへダッシュ
最後にやった「金色グラフティー」がえらくエモくて気分よかったです。フジのWANIMAを思い出したり。


メロコアの系列にあるメロディとヘヴィネスをうまく混ざり合わせた音楽が昨今まで続いてるのも日本独自だよなと。イージーコアともまた違う。
「金色グラフティー」がKNOTFESTの会場に響いたのはその象徴みたいにも感じた


DISTURBED

演奏もスタンスもブレの2文字が無いどころかその前後1文字も無いようなオトコらしいヘヴィネス。ヤバい!


レンガ模様のバックドロップで無骨さアップしたステージ。ザクザクと刻まれるヘヴィリフに男らしさの塊のようなボーカル。漢じゃなくて男なカッコよさに痺れた!


大好きな「Stricken」やってくれたのが嬉しかった!生で”アアアアウっ!”が聴けた~。泣きのギターソロもたまらない。
あとは1stの「Voices」のカクカク・ヴォーカル(ラップ?)。芸人なら持ちネタと言えるレベルのオリジナリティっすなー。


男らしいヘヴィロックを展開しながら中盤に突然ストリングとピアノ呼び、バンドはアコギとティンパニーに持ちかえてサイモン&ガーファンクルをカバーしだしたのがシリアスな笑いでした。めっちゃ歌ウマいし;


SiM

ノットフェスらしいレゲェバラードぶっ込んだり攻めたセトリ。そしてSlipknotと全出演バンドへのリスペクトが感じられるMC。よかった。


MAHさんがキッズのように楽しそうにMCしてて、説教臭さとか無しにワクワクとリスペクトに満ちてるのがよかったなぁ。
RUSHBALLのトリやったあたりから一皮向けた気がする。良い意味での余裕が出てきた的な。

Deftones

ついに見れたDeftones
チノが痩せてた!…けど根本的にこの人デカいのね。色っぽいながら動き回りながら人間とは思えないスクリームもキメててカッコよすぎた~。
タワーのように積まれた照明もハイテクに幻想的で音と組み合わせると最高でした。


セトリは新譜にこだわらず各アルバムから約一曲づつ。新譜からは「prayers/triangles」かと思いきや「Gore」だったり変わった選曲もあり。
ラストが「7word」じゃなく「engine9」だったのがちょい残念。だからまた来てー! 


大好きな「Digital Bath」や「Rocket Skate」が聴けた反面、5thからは「Kimdracula」だったり4thからはゼロだったり「あら、そう来るか~」なトコも。ずっと溜まってた分聴きたいのが多すぎて~。

前半は最前ブロック前の柵でしっかり姿を目に焼き付けて「Be quiet and drive」でピットに突撃。
広いスペースでとろけるように踊りながらたまに発狂したように大暴れする外国人がいる。色気と凶悪さが混じったモッシュピットがDeftonesらしかったです。


「Be quiet and drive」からの「My own summer」は理性が壊れるとかそういうレベルじゃなくて…もうホンマにマジでヤバかった!
「My Own summer」のリフとビートは神がかってるなぁ。あの凶悪さであのセクシー。もちろんサビは絶叫してきた!


さらに「My own summer」のあとの「Change」が音源での想像を越えてめちゃくちゃ良くて、もしかして1番たまらなかった瞬間かも。音の粒子と一緒に意識が昇天しそうになった。ホント美しいバンド。


最近のアルバムだとドラムあまり目立たないよなぁ、とか思ってたけどとんでもない。めっちゃすごい。全部強パンチみたいなパワフルなフィルインがスゴすぎた。


Deftonesはまだまだ聴きたい曲あるので絶対にまた来てー


Slipknot

クラウン不在の影響はやはり大きい!音より視覚面で。
可動パーカスは2つを用意。クリスがクラウンのパーカスに登って彼のパートをカバーするのが泣かせます。


中盤が最近のミドルテンポで歌中心の曲が多くややマニアック寄りなセトリか?でもがっつり楽しんできました!


めっさカッコよかったのがIOWAの低速曲「skIn ticket」。やるのはけっこうレア?終盤の絞り殺すようなコリーのボーカルにゾクゾクしました。


一昨年に比べるとサークルが回りにくかったという点がちょい残念。どっかに良いサークルあったんかな?
でもサークルでかくなりすぎて2つのサークルが1つになった時の興奮&絶望感とかたまらんかったです。


コリーはめっちゃ声出ててまだまだ現役やなぁ、と。
一瞬だけインプロセッションみたいになった時にドラムがフュージョンみたいな歯切れの良いビート叩いててジョーイとの違いがよくわかったりも。


中盤のミドルテンポ部分は若干ダレたものの、代わりステージ上をしっかり見れたのが大きい。
クラウン不在の分、コーラスもパーカッションも頑張ってるクリスが健気で心打たれたし、シドは変な動きをよくしてて面白いな。ベースはずっと後ろのノソノソ歩いてました(笑)