soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/11/08 渋さ知らズ・オーケストラ @ 梅田クアトロ


演奏もジャズもロックもアヴァンギャルドもダンスも暗黒舞踏も一つの鍋にぶちまけたようななんでもアリの音エンタメ世界。
20人近くの人がいるのにひとりひとりがハイレベルで、どのパートに耳を傾けても目を向けても楽しめる。最高じゃないはずがない!


不破さんを囲むようにホーン隊。左右にギター/ドラムがそれぞれ一人づつ。真ん中に1番若い(?)女性ベース。+パーカッションにキーボード。
大御所ではあるけど編成はとてもシンプルになった気がする。でも前は居た”まともっぽい人”がほぼいなくなって渋さ感はとんでもなく濃かったです。


下手ギターの人が面白いリズム&音でカッティングしてて興味深かった。前はもっと若い人だったよな?
トランペット2人は他がメインのパートでもこそっと面白いフレーズを吹いてたりで面白い!


渋さは自由に演奏してるようで急にピシッとフレーズが合ったりするのが驚く。自然体な音楽が充満してホント幸せな気分になる。またメンバーがクールぶってなくて、誰か面白いことを言ったらめっちゃ笑うんですよね。それがいい。


渋さ知らズと言えば、勝井さんがタバコに言及してたのが印象に残ってます。
勝井さん批判ではないアレこそが渋さだよなぁ、と思うトコも。勝手に立ってどっか行ったり普通に談笑してたり……。
MCにあった”みんな誤解して みんないい”がスッと心に入ってくるような空気が流れてました。


ダンサー達の動きは毎度惚れ惚れします。曲展開無視の反復動きが大好き~。
God of Warに出てそうな暗黒舞踏の人は”人間の身体”のスゴさに気付かされる。


あと演奏することも歌うこともなくウロウロしてるだけのおじさんがいたけどアレもメンバーなんだろうなぁ。たまに客に絡んだりもしててカオスすぎました(笑)


印象に残ってるシーンは、不破さんが席外した時にダンサーさんが指揮したのと「本多工務店のテーマ」でフロアに降りてくる不破さん&ダンサーさんかな。いやー、早くもまた見たい!