soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/12/15 Alabama Shakes @ 堂島リバーフォーラム

f:id:soundwing:20161215185119j:plain


中之島のイルミネーションを軽く楽しみながら堂島リバーフォーラムへ〜。

たしかナイトアクアリウムでDJしてた部屋を全部使ってのライブでした。hatchくらいのキャパ?


Alabama Shakeはグッド・ミュージックでありました。
ディアンジェロに近い”本質的に良い感”。でもあそこまでセクシーでなく、そしてテクニカルでもなく……良い感じの力の抜け方があった。


ボーカル・ブリトニーの存在感がすごい!
歌唱にギターもソロからカッティングまでバリバリやってしまう。
他のメンバーは大きなアクションもなく影のように支えてる。ソロで前に出てくることもない。でも彼らである必要のある音が奏でられてました。
存在感抜群のボーカルと影に徹するバンド。ここまで極端なバランスは珍しい。
あ、ブリトニーの身体は想像してたよりは大きくなかったです。


ベースは音数めっちゃ少ないけど、どデカい音を出してたなぁ。ああいうの好きです。


グルーヴはゆったり。ドッカーンと大きい音がするわけでもなく、テクニカルな変拍子が入るわけでもない。フィルインもとてもシンプル。メロディがめちゃくちゃキャッチーなわけでもない。
でもひとつひとつが染み込んでくる”上質な音楽”でありました。


セトリは2ndが中心。ヘビロテ…ってほど聴いてたわけじゃないけど、自分が思ってた以上に2ndの曲が身体に馴染んでたみたいです。自然に身体が反応してた。ライブだと”このリズムが”、”この溜めが”、”この音”がそこにある理由がよくわかりました。あるべきトコにあるべき音がある。グッドミュージックの基本です。


とにかく”溜め”が気持ちよかったなぁ。一拍溜める快感が。The Drums、Vampire Weekend、Delphicとか3分ロックが流行ったころのリズム感と大きく違う。「Over my head」ではダブステなグルーヴを感じたりもしました。



なんというか日常に溶け込む音楽。周りの外国人が話してるのも気にならなかった。むしろそうあるべきとも。自然に溶け込む音。