soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/02/10 The Album Leaf @ FANJ Twice

f:id:soundwing:20170210185027j:plain


ポストロックのベテラン・The Album Leaf~。
ポストロックだけど轟音でドッカーンとやる場面はほぼ無い。でも腹までくるがっつり効いた低音がありました。
ガンガンに踊らせにくる音楽じゃないけどやってること自体はかなりリズミカルなことが多いよなぁ、とも。テクノ系のイベントにちょいちょい呼ばれてるのも納得。


派手すぎない音と照明。下手な北欧バンドよりも北欧さがありました。ひと展開少なくも感じる素朴な曲構成が逆に心地よかったです。


立体的に交差した布に浮かびがる照明が綺麗でした。Tychoの美映像とはまた違う視覚快感。
ライティング自体はシンプルだと思うけど魅せ方であんなに面白くなるんですね。そこに絡む北欧的厳格のある美しい音にうっとり。4人で楽器を取っ替え引っ替えしながら丁寧に音を奏でてました。


ヴァイオリンの音が琴線を刺激してきました。メロディを弾いてる時より細かくリフ(?)を刻んでる時が独創的で好きだった。ヴァイオリニストの髭モジャな風貌もなんかいい。


ジャパンツアーがリリースツアーの締めだったらしく、当然セトリも新譜から中心。「BetweenWaves」のレトロなシンセ音が印象に残りました。PVでも最初に”おっ!”ってなった曲なんだよな~。


過去曲はけっこうファンサービス旺盛なヒット・チューン多め。
本編最後にやった昇天系の「The Light」がめちゃくちゃ気持ちよかった。あくまで静かに丁寧に音を重ねて、無駄に煽ることなく終わったのがこのバンドを表してる気がします。


アンコールは「Always for you」。AlbumLeafにしてはポップな曲なのがライブだとより顕著。
歌詞がめっちゃ好き~。ただボーカルがマイク入ってる?ってぐらいに小さかった気もしたけども(笑)


派手さはなく、想像してたよりスケールもコンパクト。
ゆえに”うおおお”ってインパクトは弱めだったけど、しっとりと穏やかな気持で良い音楽に触れたって気分に浸れました。野外で見たらまた違いそうだなぁ。


この日はライブ終わったあとに好きな人からチョコレートをもらえたりで忘れられない1日なのです。