soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/04/16 GIGI MASIN、ダダリズム、威力、SAITO @ ニューオーサカホテル心斎橋

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この洞窟空間たまらない。BGMはデジタル民族的なエクスペリメンタル。おいしいフードをいただきながら開演を待ちます。


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ダダリズム

手以外がまったく動かない2人が向かいあって打楽器を叩く。木琴のセットとシンバルのみセットの2セット制。
各25分くらいのライヒ系のミニマリズムに脳か研ぎ澄まされていきます。このユニットを座って見るのは初。音に集中できてよかったなー。


基本は2人が鏡のように同期する。シンクロする動きはなんだかCG見てるような気になります。
左右の手がポリリズムしたフレーズをシンクロしたり、2人が別フレーズでポリリズムしたり、突然シンクロしたり……シンクロとズレの妙に脳汁がー。


テクノ要素はあまり入れずにクラシカルなミニマルを演奏するのが面白い。
昔はドラムセットでがっつりテクノなことやってたっけな?


GIGI MASIN

アンビエントなトラックをバックにポストクラシカルなピアノが大きくフューチャーされたライブ
で音源とはまた違う感じでした。気持ちえがった〜


風貌は山小屋で薪を割って生活してそうなモジャモジャぽっこりなんだけど、ピアノのタッチは超繊細&美しい。
音と精神がシンクロしすぎて最後の方は自分がどこにいるかわからんくなってたました。気持ちええ〜。


アンビエントなトラックに150%溶け込むピアノは魔法みたいでした。
シンセの水面にピアノのアナログ音がポチャンと溶け込んでいく感じ。タンっ!と大雑把に(見える)タッチをした時の音がシンセパッドみたいで不思議。


トラックはノンストップ。ちょこちょこビートの入ったトラックもあるのが意外。
PC/エレクトロニクスはあまり触らず、基本はピアノ演奏。ライブだとこんな感じなのね。


ぼや〜っとトラック流して、ぼや〜っと合わせて弾いてるのかなと思ってたけど、フィナーレを迎えるピアノフレーズと一緒にピタリとトラックが止まったのは感動した。すべて計算されてたのか。そりゃ拍手の音もデカくなります。



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