soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/05/16 Marc Ribot and David Hidalgo Duo @ 梅田クアトロ

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ロス・ロボスのデイヴィッド・ヒダルゴ & 偽キューバ人で有名なマーク・リボウのスペシャルなデュオ。
各々が3~4種類のギター(アコギ、エレキ、ウッドベースウクレレ)と歌。セトリは決めていないそうでその場の流れで曲をやっていました。
大人の渋みと確かなロックのある上質音楽時間でした~。


客は全員が着席。普段は関係者席の3Fが開放されてたのでそこで聴いてました。ふかふかのソファで極上~。
基本は静かでムーディーな演奏。たまにヒダルゴが弾き倒す。かと思ったらリボウが歌い上げる……ってな進行。良い意味で眠くなる心地よさでした。


曲はおそらく両者が関わってきたバンドの曲。
ギターも歌もヒダルゴがメインで、リボウがサイドを担当する場面が多かったかな?
ヒダルゴはだいぶロッキンなプレイのときも。特にエレキソロはキレキレ!速弾きではなく”わかってる”プレイ。かなり長めにインプロしてる場面もありました。


ヒダルゴはしゃがれた渋い声。スパニッシュ・サウンドとかが合う。
対してリボウは綺麗な声。歌い出しから”うわ”ってウットリすることが何度か。
マービン・ゲイの「What's Going On」の熱唱は痺れた~。音楽っていいなぁ。


両者のドライな音がめちゃくちゃ綺麗でした。
特にヒダルゴのギターのしゃがれ方がサンプリングしてきたような音質でカッコええ!と。
ロック・クラシックを”作ってきた”側だもんな。


ライブ時間は90分ほど。クアトロなのになんだかBillboard Liveみたいな一夜でした。