soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/05/18 井上陽水 @ フェスティバルホール

ついにこのレジェンドに手を出しました。正直、歌以上にMCを楽しみにしてた;


めちゃくちゃよかった!
フォークなスタイルはほぼ無く、完全にニューミュージックなライブ。つまりは演奏/アレンジががめちゃくちゃ面白い!
一流バックバンド+唯一無二な存在感(MC含む)で”いいモノをみた!”感がハンパなかったです。


バンドの演奏レベルが高いっ!テクニック云々より音がいい。上品なだけでなく実験味もある。一流の音でした。
特にギターは笛?と思うほど柔らかい音でびっくりしました。
コーラス隊もめちゃくちゃうまい。キーボードは器用で幅広くカバー。リズム隊は主張せずにリズムを”添えてくる”。
打ち込みの同期とかもけっこう多用してたのは意外。


あと軽くノリ方が決まっている女性コーラスっていいよなぁ。じゃがたらのコーラスを思い出したり。決まってる中にちょこっとズレる。そこに視覚のグルーヴを感じる。


井上陽水はもう68歳らしいですがすんごい声が出てた。独特の歌い方ゆえ歌詞は聞き取りにくいけど音程や声量はまだまだド現役。
ラードでの伸びのある声、ラテンのようなリズミカルな歌い方、そして驚いたのがブルース・ディッキンソンかってなシャウトも披露してたこと。幅広い!


MCはTVのままの井上陽水ワールドでした;
”ワタクシ~”と上品な口調でめちゃくちゃな内容。話題が繰り返されたり、かと思ったら連想ゲームのように変わってったり、結局オチが無かったり……。そして自分で”ククッ”って笑ってる;
爆笑ってよりジワリジワリと楽しくなる感じでした。


セトリは有名所も結構やってくれました。
「ワインレッドの心」「リバーサイドホテル」「氷の世界」……。
開始から3曲いきなりメドレーってのも攻めてる。


2部制で間に15分の休憩。
2部のはじまりはアコギ3人で。「Just Fit」で奇声を発する井上陽水にドキドキ。


眉唾はブラタモリのOPとED!ええ曲やなー。あの曲聴くと無条件でほっこりしてくるんよなぁ。
あまちゃん、家族に乾杯、ファミリーヒストリーNHKは良い曲を起用してきます。


アンコールは「アジアの純真」のノリノリなカバーで大盛り上がり。終盤になんとドラムがツインペダル使いはじめる(笑)
盛り上がりピークのままになだれ込んだ「夢の中へ」のかっこよさには鳥肌立ちました。あのイントロのギターはヤバいっす!


井上陽水のMC&歌、バンドの演奏。素晴らしい音楽に大満足。「少年時代」とか聴けなかったし、また井上陽水のライブは行きたいなー。


ちなみに年齢層は高めで50~70代あたりかな?もうちょっと若い人もいると思ったけど。



あまりに良かったので終演後にクリアファイルを買ってしまいました;


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