soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/07/04 Phil Manzanera @ Billboard Live Osaka - 1st stage

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ロキシー・ミュージックでの活躍で有名なフィル・マンザネラ @ Billboard Live~。
サポートでボーカルもいたけどもインストがメインでした。
マンザネラのギターの音がエネルギッシュで驚いた!AMTの河端一さんみたい!


「More than this」「Out of the Blue」「Love is the drug」……とロキシー・ミュージックの曲もやりながらソロ曲やルーツであるキューバソングなど。ソロ曲の「Diamond head」はスケールの大きさがモノスゴイ。


想像以上にやりたい放題。ブログレ?サイケ?ラテン?テクノ?ファンク?色んな要素の曲をやってる。普通にテクノビートの曲を始めたときは”マジか!?”ってなりました;
ザゼンですか?ってくらい変拍子かましたりも。66歳のベテランにしてやってるコトはめっちゃ新しい!


キーボード×2、ベース、ギター×2、ドラムス、女性ボーカル。キーボードの一人がたまにサックスもプレイする。このサックスがまたうまい!
ヒッピーっぽいギターも良い味だしてたなぁ。ファッションや風貌は陽気。でも表情は一度も笑わない。でも踊りまくり。ええ味だしておりました。


ベースも極上でした。
途中でフィルがステージを降りて女性ボーカルがメインで有名曲のカバーをする謎パートがあったんですが、そのときにドラム、ベース、女性ボーカルでやった「I want you back」でのベースが全編アドリブかましまくりのナイスプレイで震えました。


あと女性ボーカルがソロで弾き語った「Can't Help Falling in Love」のカバーもなんか泣きそうになった;


全体の演奏レベルが高く、曲もバラエティ豊かで面白い。
しかしなんといってもフィル・マンザネラのギターがスゴかったです。テクニックでなく音がすごい。ズキューンとくるギター。未来エネルギーのような人間味あるような…イーノとつるんでるのも納得の極上ギターでありました。


レジェンドであり、現在のサイケにも通じるパワーがあった。良かった~。