soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/07/09 赤犬、UNDERHAIRZ、WUJA BIN BIN、オシリペンペンズ、珍盤亭娯楽師匠 @ 味園ユニバース

心斎橋のバー・マンティコアとバカフェ(東京のカフェ?)の10周年記念イベント。赤犬、WUJA BIN BINがツインヘッドライナー。イベントタイトルは東西対抗歌合戦なのにまともに歌ってるバンドが赤犬ぐらいしかいない;
お客さんもちょっとクセのある人達が集まってる。なかなかの人入りでした!

オシリペンペンズ

ペンペンズは年齢に伴ってしっかり変わってきたなぁ。
モタコさんは破天荒というよりワル。クールなキレ具合。関西在住でぐちゃぐちゃだったときとは何か違うフェーズに入ってきた気がします。普通のロックバンドとしてカッコいい。
この変化は賛否両論なんだろうけど、個人的には良い具合に変化したなぁと思ってます。


全員クール。道下さんが特にクールでカッコいい。
キララさんが目立ちまくりで「カリスマ太郎」のパオウっ!のシャウトがめっちゃ強烈だったり、ギターのアレンジもテクも見せまくり。
特に「ビートル」などの低速曲はキララさんの真骨頂。キララさんのアドリブが際立つ演奏の横でモタコさが”ウマいやん”と言いながら見てる。ホントうまい。
そのままメドレーで別の曲につなげたのかな?同じくらいのBPMの曲で近い雰囲気の曲。めっさカッコいい。この2曲の緊張感と爆発力は最高でした。


Wuja Bin Bin

見るのは実に5年ぶり!13人の大舞台。これだけメンバーがいてギターがいない!
ハウス、ジャズ、ワールド、ジャム…色んなジャンルをごちゃっと混沌な曲調。でも要素のひとつひとつはめっちゃオシャレ。ガチ・ハウシーなピアノが聴こえてくることも。


(主にキーボードとヴィブラフォンの)細かいフレーズがユニゾンしてるのが驚きです。めっちゃ緻密。アドリブも意外と少ない?
ボーカル2人もキテレツな動きのわりに実は綺麗な歌。ボサノバ的だしスキャット的でもある。


野村さん(SAKEROCK)の後任者は各所で引っ張りだこのゴメスさん。やっぱええセンスしてるわー。パワフルさは減ってオサレになったかな
ソロはゴセッキーが良いサックスプレイヤーになったなぁ、と。温かみありながら盛り上がるソロでとてもよかった。
ケイタイモさんのベースは良いなぁ。笑顔がまた素敵〜。


改めて聴くとめっちゃオサレ要素多いなぁと気づきました。
演奏に集中してたけどしだいにリズムにノセられて……終盤はヒャッハー!ってな盛り上がり方だった。踊れる!意外と変なリズムは入れてこないんやなぁ。


UNDERHAIRZ

名前やリリックでトンデモナイような印象だけど、MCや展開は考えられてて意外と仕込みをしっかりしてるのかも。スカムなようでスカムではない?いや、ある意味真にスカムか?
mirrorball/Dcprgサンプリングの曲とリトマネン~は妙なアンセム感あるな;


赤犬

もはや昭和モードが完全に定着。ネタとしてでなく素で楽しんじゃえる。”「アンドロメダ将軍」キター!”ってなるもんな;
定番曲で安定。それでいい。それがいいです。


元気の良い曲はノリよく楽しめるし、バラードは半笑いになりながらうっとりできる。演奏の完成度が高いんよなぁ。
老若男女の客全員が”楽しむぞ!”モードで挑んでるのもよい。楽しむ気満々の会場ってのは楽しいもんです。
最近の現場はこの空気が無いトコが意外と多い……。



そういえば、いつも絡まれませんように!と願っているチークダンスはドリンクを片手に持っておけば避けられると気づきました;


「酔わせてよ神戸」のフレーズが始まるも、すぐにナイトサパーズ&タカ・タカアキがステージから捌ける。
あれ?と思っていると90's奇怪現象特集番組のBGMみたいな仰々しいサイケデリックな音楽が。
ステージが暗くなりゾロゾロと全出演者が出てくる……。
すると後ろから歓声がナイトサパーズ神輿に乗ったファラオ姿のタカタカアキ様が登場。なんだこれ(笑)(笑)(笑)



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ステージに到達したら「酔わせてよ神戸」を1番+サビだけ。そのあと、みんなでサイン入りカラーポール投げてわちゃわちゃと。
ちょい急いだ感じはしたけど、それが混沌の台風がサッときて荒らしに荒らし散らしてったみたいで妙に爽快でした。