soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/10/02 MR.BIG @ フェスティバルホール

f:id:soundwing:20171002184104j:plain




MR BIG @ フェスティバルホール。期待の3倍よかった!
ポップなロックですでに成り立つ。……うえにそこにアホみたいなヤバテクをつぎ込む。
聴きやすくてカッコイイ最高のロックショーに!
テクがヤベー!ヤベー!ってなりながらメロディとパワフルさにノックアウト。隙無しやん!


一曲目が「DADDY,BROTHER」でぶっ飛んだ!
客席の盛り上がりもヤバい。そしてドリルソロ〜〜!生でみてしもうたよ。
あと「Green-Tinted Sixties Mind」のイントロのギターかっこよすぎる!めっちゃテクいし直感的にカッコいいと思えるフレーズ。やばいなー。あの必殺フレーズをイントロとアウトロ2回しかやらないのがすごい。
その後もロックな曲からステキなバラードまで。ホント楽しめた!


パーキンソン病を患ったドラムのパットもいました。メインのドラムは他の人がやってサブで音の小さいタンバリンを叩いたりしてました。
一曲だけバラード「Just take my heart」でドラムセットを叩いていました。一つ一つのヒットを絞りだすように叩く表情。でもふと笑う。そこに感動。フィルインもキマってたし!
他の曲でもしっかり立って、そこにいて。ドラムも叩くしコーラスで腕をあげて客を煽る。感動しないわけないだろう……。
パットの人生を紹介する映像の”僕は子供のころから諦めない人間だった。いまも諦めてない”って言葉に感動。


映像の直後に「To be with you」。4人で立ってる。日本まできてる。こんな感動する話がありますかー?




ポール・ギルバート、シュッとして50歳とは思えない若々しい風貌。そしてギタープレイ!めちゃくちゃ上手い!
エフェクタ駆使して面白い音を出す……というよりとにかくテクニックとフレーズ(メロディ)のよさがピカイチ。ソロもあり。昇天するようなエフェクトがかっこよかった。


ビリー・シーン、アホみたいに上手い!ポップ曲でもテク技入れまくり。でもまったく邪魔しない奇跡。客に触れ合ったりファンサービスも旺盛。ベースソロはわけわからんかったです;超高速タッピングの嵐 by ベース


エリック、めっちゃ声が出てた!シャウトをしなくても歌ってカッコいいロックボーカル!アクションもキレがあってかっこいー。




パワフルな演奏、キャッチーな曲、盛り上がる客、堂々とした佇まい。
パンクともプログレともロックンロールともメタルともオルタナともアヴァギャルドともガレージ・ロックとも違う。ホンモノのロックのライブを始めて見た感覚があった。まだまだ新しい音の場の出会いがあるな!


各者のソロ演奏パートもしっかり用意。アンコールではパートチェンジしての演奏。これまた普通にうまい!ポール・ギルバートのドラムうま!パットが歌ってる!泣けるやーん




アンコールでは新譜のジャケになってる像が登場。ジャケのように縦にしようとしたけど重くて倒れてた(笑)
MR BIGって玄人からしたら軽くみられてることが多いかもだけど……ホンモノでした!テクがハンパない!