soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/12/08 DYGL @ 梅田クアトロ

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DYGLのワンマン~。
開場BGMがRANCIDはええ趣味じゃないですか!この時点で最高の気分になってた(単純
で、ライブは本当に最高の最高でありました!


旧き良き魅力と若さとが交差するロック!良い意味でstrokesを思い出す。
メロディもフレーズも展開も聴けば聴くほど味が出てきます。


フジロックでは上半身裸になったりエモが爆発してたけど今回はエモいパフォーマンスはそこまでだったかなぁ。フジの時が特殊だったんでしょう。
でもボーカルが数か所で吠えたり、ギターがステージを大きく移動したりとロックな見栄えはしっかりありました。
ギターソロは魅せるなぁ。悲しげでメロディアスな中にエネルギーを詰め込んでくる。


MCは少なめにポンポンと曲をやってました。ジャムったりもほぼせず。短いロックがテンポよく連発される。この快感よ。
喋るとめっちゃええ子らな感じがします。若手のわりにスレてる感じもまったくせず。D.A.Nタイプですな。
人が倒れたらMC止めて心配してた。てかなんで梅田クアトロはこんな人倒れるの?;;


ライブ自体は良かったけどソールドアウトなのに客が全然盛り上がってないのが残念。楽しくない…んじゃなくでノリ方がわからない風に感じた。むおーん、シコリが残る!
シンガロングで手を上げて、みたいなのはホントごく少数だったなぁ。
オサレな服装の人は軽く揺れて、革ジャンとかロックな服装の人は踊ってた。慣れの違いか?


「Come together」の最後に吠えてた。ミュートでジャギジャギする好きなパートが聞こえなかったのは残念。
「crazy」なんてシンガロングになりそうだけど特にならず。英語だから?
「take it away」のソロもしっかりギターで再現。同期ゼロで2ギター、ベース、ドラムのみでライブが進行するのがいい。ロック!


「Don't know where it is」はハイライト。ハードな前半から明るい後半へのドラマチックな展開はシンプルなロック以外もできるのを証明してます。
「feel the way」の間奏の単音ギターはたまらんなぁ
「happy life」はサビの英語発音の気持ちよさ。具体的には”キャノンボォ〜”。日本人でこの感覚はすごい。
「I've got to say it's true」は歌詞がグッとくる。一緒に歌いたい曲やなぁ。
アンコールで「the cribs」のカバー。自分たちの歌とまた違う味がありました。


持ち曲はぼほやったんじゃなかろうか?
1stのみのこの時期にライブ行けてよかった!全部を出しつくすライブは好きです。
演奏はクールながら熱くてホント洋楽みたい。districtとか。だから余計に客のノリの悪さが残念だなぁと。


衝動的に良さがわかる……ってより音源を聴き込んで”このフレーズいいよなぁ”と身体に染み込ませたらその分だけライブが魅力的に聴こえる。
音源の音をしっかり鳴らして、音源以上のエネルギーを伝えてくれる。ええロック・バンドのライブでありました。