soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/12/08 クラムボン with 徳澤青弦カルテット @ Billboard Live Osaka - 2nd stage

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Billboard Liveでクラムボン with 徳澤青弦カルテット。ストリングス付きクラムボンは鉄板やろ、と思って行きました。想像をさらに越えてよかった!
ポップス/ロックとストリングスの融合は今年だけでも何組か見ましたが、この組み合わせはそのスタイルの頂点の1つではないでしょうか?実験と感情の極み!


セトリは「シカゴ」「はなれ ばなれ」「ララバイ サラバイ」「バイタルサイン」と代表曲も多め。聴き慣れた曲の新アレンジ。Re-Clammbonで証明されてるけどクラムボンはアレンジが面白い!原曲の良いトコロを抽出して「そんなことを!?」ってな驚きのアレンジに仕上げていました。


そのアレンジをしっかり表現するカルテットの4人が素晴らしかったです。ロックに情熱的……ではなくスーーっと鳴らされる音が胸にガツン!とくる。
メンバーはWEGで有名な青弦さんにASA-CHANGでも弾いてる須原杏さんとか。そりゃ良い音鳴るわ~。




はじまりは「シカゴ」。シンプルに原曲にストリングスを入れてきた感じ。普段はウワモノを担当している郁子さんがフリーな時間が多い分、後ろをむいて手拍子したり自由奔放な感じ。ってかホント歳とらないなこの人は;


驚いたのが「はなれ ばなれ」。キリキリ…と音を立てる現代音楽/映画サントラ的なアプローチでストリングスを投入。ミトさんもウッドベースをボウでスラップ。弦ばかりなのに打楽器アンサンブルのような感触がありました。クラムボンの実験的な部分が出たアレンジ。面白すぎる!


「バイタルサイン」は普段のロック/エモな感じではなくストリングスを素直に入れてポップスな歌の側面を出してきてました。
クラムボンのストリングス入り曲といえば個人的には「サラウンド」。楽しみにしてたけど……今回のセトリでは無しだったのが残念。カルテット編成でやる曲ではないってことなんかな?




MCでは青弦さんのキャラが爆発。ミトさんに話を振られてボソボソと喋ってたのに、メンバー紹介になったらえらくハイテンションに。
伊藤さんが誕生日だからみんなでハッピーバースデーを歌うも入りがおかしくなるという……。クラムボンの3人が押されてた;


郁子さんの歌はやっぱりうまい。ミトさんは色々やって。伊藤さんのドラムも繊細で。そこに最高レベルのストリングス。素晴らしい曲。面白いアレンジ。
もう素晴らしいとしか言いようがなかったです。この編成で音源出してくれないかなぁ。


クラムボンの3人が一緒に一台のピアノを弾く場面もありました。ほんとなんでも出来るなこの人達は。


伊藤さんがスティックを落としちゃったんですぐにスティックを拾う……けど持ったのがマレット。その瞬間すぐにくるっと手の中で回転させて後ろで叩き出したのは神業でした。