soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/01/26 ショローCLUB[芳垣安洋、大友良英、不破大輔] @ ムジカジャポニカ

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大友良英芳垣安洋不破大輔の3人によるジャズロック・トリオ = ショローCLUB。
いままでの大阪ライブを毎回見逃しててようやく見れた~。


客は年齢層高め。テーブル席に座っているほぼ全員がカレーを食べてて、ライブ前ってか食堂みたいだった;
これもムジカジャポニカならではよなぁ。


間違いない3人なんでそりゃあよかったです。
一曲が20~30分越えが基本。ベースとなる曲がありながらも、ひたすらジャムっていく感じかな?


大友さんが普通にギターを弾いてるのを聴くのは何気にはじめてかも。
刻むのではなくずーっと続く音って感覚がありました。歌で言うとホーミー的な。山本さん津山さん内橋さんあたりともまた違う音。
太いホースにいくつものカラフルな水(音)を流し込んでるってイメージが浮かびました。


不破さんはウッドベースで冷静に根本を作っていく。たまに掛け声を吠えるのがカッコいい。


芳垣さんのドラムは……もうわけわからんほどスゴいっす;
超高速で叩きながらスティックの持ち手を反対にしてアクセント変えたり。どないやねんレベル。基本叩きまくりのアグレッシブなドラムでした。どこがショローか。



一曲目は中盤から南国なメロディが入ってきました。跳ねるようなギターとドラムにうっとり。シアワセなグッドミュージックをムジカでリラックスしながら聴いて”来てよかったなぁ”と心から思いました。
2曲目はドラムン的なドラムでひたすら突き抜ける曲。芳垣さんの体力がわけわかんない。


2曲(=1時間)で休憩を挟んで3曲目は「平和に生きる権利」。自分の中じゃSFUの曲ってイメージが強い。勇敢なメロディを大友さんのぶっといギターで奏でる。3人がどんどんと盛り上がっていく演奏は鳥肌モノ。


一曲挟んで、本編最後にムジカジャポニカに捧げる「寂しい女(オーネット・コールマン)」。なんという選曲(笑)
芳垣さんがテクノ的なビートを叩くダンサブルなアレンジ。ROVOっぽさがありました。自分はなんだかんだでこういうのが好きだなー。


アンコールに「SORA」。本来は山本さんが歌ってる曲ですが、今回は大友さんが歌うレアなパターン。平坦歌唱なとこが山本さんと似てました。




ショローと言いながら演奏は超攻撃的。どんだけ手数あんねん。スピード緩まへんやんけ!
穏やかな演奏がメインかと思ってたのでトバしっぷりにびっくりしました。


でもMCはショロー感ありで大爆笑。演奏中とのギャップがすごい。
結構しゃべってたなぁ。ステージに登場して最初の演奏前のMCも10分くらいあったんじゃなかろうか。
芳垣さんが司会。この人も結構ぶっこんでくる。
大友さんはぶっこみまくり。テキトーだし、しょーもないこと言って場を荒らしまくる。
そして不破さんが後ろでガハハ!って笑ってる。素敵なショロー達のMCだったなぁ。