soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/02/14 bonobo @ BIGCAT

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フジロックでめっちゃ良かったbonobo。室内でライティングばりばりなライブもまた違った良さがあるはずだー、とワンマンも行ってきました。
ってか大阪でソールドアウトってすごいなぁ。来日アーティストでは珍しい。


BIGCATのロッカーがえらく減ってました。いままで喫煙スペースだったあたりの壁のロッカーとフロア後方にあったロッカーが無くなってました。今後はソールドアウト公演とか気をつけねば。




フジと同じくバンド形態のライブセット。ドラム、ギター、キーボード、3ホーン+ゲストボーカルの編成。
バンドだけどシューゲイザーでもポストロックでも無い。やはりエレクトロニカでテクノなんだなぁ、と感じました。


ゲストボーカルはフジにも来てたSzjerdene。おそらくアフリカ系の女性だと思うんだけど顔が美しい。彫刻のような美しさ。その整い方は神秘的ですらありました。
日本人じゃ絶対にない美しさだったなぁ。古代の女神が国によってどのように形作られたかまで考えてしまった。エジプトの彫刻とか。



セトリはフジロック+α。新譜の『Migration』をメインにした選曲。


前半はしっかり聴かせるサウンド中心。
リスニング・ミュージックでなくダンス・ミュージックではあるのだけれど、ときたま驚くほど綺麗なフレーズのギターやベースが入る。
派手さで奮い立たせるのでなく、選び抜かれたコード進行にウットリする感覚。
ホーン隊が厚く暖かい音でフレーズを奏でるのがグッときました。


中盤からアッパーなモードに。
「Bambro Koyo Ganda」から「Outlier」や「CIRRUS」とガチアゲモードはチカチカする照明と相まってめっちゃアガった!
音的にはそこまで派手にやってない気がするけど”爆発”より”溜め”の聴かせ方が秀逸でした。特に「Outlier」のクルぞクルぞ感はたまらん!


バンドメンバーはちょこちょこ出たり入ったり。途中でbonoboのソロDJタイムもあり。そこからスムーズにバンドが復活するのがまたカッコよかった~。
終盤もそれほど落ち着かせることなくアゲ・テンションのまま最後まで突っ切った感じ。
「Ontario」はベースとドラムが爆音でロック・バンド状態!


アンコールにはKiasmosの「Blurred (bonobo remix)」を披露!この曲がライブ形態で聴けるとは!
昨年のフジロックではまだリリースしてなかった曲なので今回が日本初披露ですな。最高!



美しさも感じさせながらしっかりと踊らせてくれた!bonoboは綺麗な音が魅力だけど根本にあるのはやはりダンスミュージックなんだと再確認。
ダンスミュージックのアクトがライブハウスでしっかり見れるのは嬉しいですなぁ。クラブとは違った良さがある。ただ人が多くてちょい踊りにくかったのが残念ではあったかな。


終盤の爆アゲっぷりはフジロックの比ではなかった!
と同時にホワイトステージのロケーションはbonoboぴったりだったんだなぁとも思いました。
岩場、少しづつ暗くなる空……はbonoboの音楽にベストマッチだったんだなぁ。アソコで見れて良かった!