soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/06/07 METZ、Lostage @ CONPASS

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METZのジャパン・ツアー。
大阪で迎え撃つのは関西からLostage

Lostage

Lostageが完全にMETZ合わせなセトリでクソカッコよかった!!
インダストリアル・ハードコアパンクみたいになってました。


1音目からトップギア。そのまま最後まで爆走する感じ(MCを除く)
細かいソロからグルーヴィーなリフまでキマりまくってた。
ボーカルも”歌”はほぼ歌わず。
"ハードなセットでも身体は頑張るけど機材が耐えれなかった"って発言はカッコよかったなぁ。


しかし拓人さんのギターは日本一だ~。
右手も左手も身体も音も、すべてがカッコええ……。


METZ

無慈悲かつ人懐っこいリフの連打により理性が完全に狂わされました。ヤバイ!!
SWANS meets MxPxてか〜。
某バンドが言った"曲の展開は全部一緒と思ったけどライブはスゴい。アスリートみたい"ってのは的を得てるかも。やー、ヤバかった。


パワフルな3人で一直線に突っ走るインダストリアルでパンクな破壊力!
ワンリフ、ないしツーorスリーリフを執拗なまで繰り返してて、聴いてると脳が狂ってきました。ずーーーーーっとパンチの連打を食らってる感覚。アッパー挟まずにひたすらストレート・ストレート・ストレート。止まらない!


爆音ノイジーサウンドだけどノイズではない。輪郭がしっかりあるリフ。
普通、グルーヴは40%~120%あたりのテンションの押しと引きで作るモンだけど、METZは110%~130%の常に全力超え。ずっと突っ走ってるけど突っ走ったままグルーヴ作ってる異常性。
そりゃこっちも狂ったように首も振りますわー。


ギター&ボーカルのナードな見た目も良いなぁ。人懐っこい笑顔をよく浮かべてた。
ゆえにポップネス・ゼロの激烈サウンドなのに、ライブの感触は妙にハッピーな感覚もありました。
灰色と黒だけで構成されてる音世界。なのにまったく暗くない!
背が高いので何度も拳を天井にぶつけてた;


身体を大きく動かして弾くベースもかっこいい。
ドラムは鬼の全力ドラムでしたな。
爆音の中でまったく聴こえないマラカスを全力で振りながら、同じ手にスティックを持って120%の力でシンバルも叩いてた。鬼。
キテレツパンクなテンションでなく、あくまでもしっかりと演奏するストイックさがよい。


終盤になるとフロアでモッシュが発生。
ギターボーカルもステージ前に迫ってきて煽る煽る。クラウドサーフもしておりました。支えたらすんげー汗かいてました笑


一曲だけ昇天系の演奏。(「Caterpillar」だったかな?)
基礎の演奏力が高いのでなにげに器用なことも出来そうなバンド。
でも他の曲は全部突っ走ってました。「Cellophane」とか音源だとグルーヴィーでトライバルな感じだと思ってたけどライブだと全力疾走。


ほぼノンストップで突っ走り。アンコールに2曲。
さらにツアー最終日もあってかWアンコールにも応えてくれた!


最初の一音から最後の一音まで全部METZとしか言いようのない音!
言っちゃえばずっと同じだけど全く飽きない!
むしろその一本っぷりが快感!