2018/07/04 P.I.L.(PUBLIC IMAGE LTD.) @ IMP HALL
IMP HALLでのライブ。
うーん、会場は飲食禁止か。P.I.L.こそ飲みながら見たかったなぁ。
ひたすら反復するベースライン。
ハイハット刻みが独特なダブ・ドラム。
かすれながら攻撃的な味のあるギター。
そしてジョンライドンの声と存在感のスゴさ!
めっさドープで脳が音でグワングワン。
だからこそドリンクありの会場で見たかったー!!
ジョン・ライドンはパンクというより紳士なおじさまな空気がありました。
たまにサンドイッチマン・伊達がカワイコぶるときみたいな顔するのが面白い(笑)
演説のようなボーカルはカリスマ性スゴいし、ときおり放つシャウトはまだまだ大迫力!
本編は髪型ピシッとキメてたのにアンコールで戻ってきたときは巻き上がってモヒカンみたいなになってた。
パンクなおじさまや!カッコいい!
ギターが元ダムドなのもあって全体的にダムドに音が似てました。
80s映画の粗い画質的なのが、一周まわって上品かつ趣きある。でも上映されてるのはギャングモノ。ってな攻撃性が滲み出てる。
大人のパンクであり、大人になっても若い時のパンクが一切抜けてない。
ギターのストロークは小さい振り。でも音は切れ味はハンパない!
チャカチャカなカッティング。
キュイーンなリードフレーズ。
ノイジーな音。
ハードロックな音。
SE的な音。
……器用に弾いてました。
細身の髭モジャなルックスも匠っぽくて渋かったなぁ。
ドラムはトラックと合わせてハイハットだけ入れたり……とダブいドラム。
アンコールで着てた"T-SHIRT"って書かれたランニングが超イカしてました(笑)
ベースはぶっとい、安定感がすごい。
一曲でエレキ・ダブルベースも使ってたけど、天井が揺れるレベルでのド低音でエグかった〜。
サイケに踊らせてくるザラついた音質はStone Rosesに近いなぁとも感じました。音源を聴くかぎりではP.I.L.とStone Rosesが一回も結びついたことはなかったからびっくりした。やっぱ”イギリス”の音があるのだろうか?
Stone Rosesの音を40年も前からやってたのも驚き。ジョン・ライドンすげー。
「Death Disco」の毒毒しいベースラインはめっさカッコよかった。
”ジャン!ケン!ポン!”って空耳が聴こえたと思ったけど音源の歌詞にはないな。即興のシャウトだったか?
「Flowers of Romance」のトライバル感もたまらんかった。音源より4倍はトライバル。
シンガロング曲としては「This is not a Love Song」の威力すごかったです。アンセム的な盛り上がり方。
自分がPiLにハマるきっかけになった「Rise」には感動。PiLで泣けるんよなぁ。
サマソニでなんとなくチラ見したPiLが「Rise」やってて”こんな感動的なコード進行の曲あるのか!?”と驚いた思い出。”Anger is a energy”を絶叫するジョン・ライドン。
そしてそれに応えて拳を突き上げる40~50代中心の客。
グッとくるシーンでした。
音源はくっきりフレーズが鳴ってて”ポストパンク”って印象がある。
ライブだと、ベースはガツン!と入ってくるけど、ギターはノイジーでザラついた音。ゆえにインダストリアルな感触がありました。
Creativemanには大阪にも来日アーティストをしっかり呼んでくれるのは本当に本当に感謝してます。
ただLimp、Kornが柵ばかりのZepp Baysideでモッシュほぼできない。
PiLが飲酒不可なIMP HALL……と使うハコをなんとかできないのか、と~。
大人の事情で色々と大変なんだろうけどなにとぞ~。