soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

銀色のヴァルキュリア -Legend of Holy Grail- 先行体験版 / LONG-RANGE

伝奇アクションノベルゲーム体験版。プレイ時間は45分ほど。
公式HPから落とせます。


時代は第二次世界大戦の最中。人外の力を持つホムルンクス少女・スクルドは相棒のヴィーダルと共に迷惑を解決する仕事・トラブルシューターとしての日々を送っていた。
そんな彼女達の元に一国の王女を連れてきて欲しいという奇妙な依頼が舞い降りる……という話。


伝奇=和風のイメージがありますが、このゲームは西洋が舞台でどことなくウェスターンな空気。
ハードボイルドなキャラ&文章、力強い絵柄、銃の説明など全体的にニトロプラスの雰囲気に似ています。
読みやすい文章ですぐ作中に入り込めました。ちょっとすかしたような地の文が良い味だしてる。
印象に残ったのはヒロイン(主人公?)スクルド。無愛想でどこかズレてるけど根は年相応の少女らしさがあるところがツボです。ヴィーダルに振り回される様が可愛い。TRUE REMEMBRANCEのラが好きな人なんか気に入りそう。
他のキャラも魅力的で、キャラ達の絡み合いはなかなか読ませてくれます。


アクションシーンは、銃の説明がちょっとくどすぎるかなという感じも。展開自体は熱い&面白いし、スクルドのかっこいいイベント絵もあるんで上手い方向に向ってくれればなぁといったところ。
こう思うと、あそこまで違和感無く銃ネタを挿入できるニトロプラス作品ってすごいな。


ボリュームのある体験版ではありませんが、本編を期待させるには十分な内容。今後のスクルドの活躍が(萌え&燃え的に)楽しみ。
ガンアクション、不器用な少女、外国小説っぽい地の文といったキーワードに反応したらプレイする価値はあると思います。