soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

私に咲く華を見て彼は笑った【体験版】 / NeOres

同人ノベルゲーム体験版。プレイ時間は3時間ほど。


「未央が殺されるまでに、あと何回託斗お兄ちゃんに合えるかな……?」
親戚の子が別れ際に残した言葉。
彼女は虐待に会っているのだろうか?それとももっと悲惨な事に?
とりあえず図書館で関係のありそうなことを調べてみよう。


超世界に迷い込んだような空間でプレイヤーに向かって話しかけるゲーム開始の雰囲気は良し。
サイコ気味の空気でプレイヤーに語りかけるメタゲームな要素があります。
先生が生徒を指す法則、電車待ちゲームなど日常のちょっとしたことを理論付けて考えてみたりといったシーンが多い。ここは人を選びそう。自分としてはオチが無いのでうんちくだけで終わってしまう印象があるかな。


未央の不吉な発言が何を意味するのか気になるところではあるんだけど、ゲーム開始すぐに未央の発言があってそこから発展が無いので謎としての惹きは弱い。
サイトや同梱HTMLを見るに、プレイヤーで謎を考察して欲しいと考えてると思うのですが、謎の登場、変化、ひっくり返しが無いので議論することも特に無いというのが現状。


システムはツッコミどころがあって、文字が小さくて読みにくいのとマウスでのバックログが効かないのがイタい。また普通のゲームより少し重い気がしました。他のソフトを立ち上げてるとガクガクとなった。
メニュー画面のデザインは良かった。


ネタとしてかなり面白いものを仕組んでる予感もするのですが、逆に不発弾で終わりそうな予感もする。
現時点では雰囲気以外はいまひとつという印象。個人的にはくどい文章が好みから外れていました。
これからどうプレイヤーを惹きつけられるかが勝負か。