soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

いつか、おかえりの言葉を・体験版 / 神州アクトピア ※18禁

同人ノベルゲーム。ジャンルは望郷回顧アドベンチャーゲームとのこと。プレイ時間は2〜3時間ほど。


本土から離れた南の島。
浩介は親が漁業に出かけている間、同じ境遇の子供たち4人と一つ屋根の下暮らしていた。
ある嵐の夜、本土で入院していた幼馴染が帰ってきた……。


子供達だけのワイワイガヤガヤとした共同生活は楽しそう。
反抗ツンデレ、暴走姉、天然妹、おっとりお姉さんと一通りキャラは揃っており、みんな魅力的に描かれている。
キャラ間のトークはなかなか面白かったです。
同じ歯ブラシを使ってないか?とかしょうもないことで盛り上がるのが良い。
前半はコメディ調で、後半はシリアスモード。
なんと情けない主人公。ここまでダメな主人公も久しぶりだ。
一度、主人公の落ち度を読んでから再プレイしたら、初回時はなんとも思わなかった主人公の言動に反応することも。
BGM無しのラストシーンは、最初に繋げる見せ方もあって「何か起こる」という緊張感がありました。


イラストはまぁまぁ。愛着が沸いてくると気に入ってきました。
立ち絵をグリグリ動かす演出を多用してます。面白いんだけど文章のテンポが悪くなって話に集中できなくなる点もある。
顔グラが表示されるバックログもアイディアは面白いと思うけど動作がもっさりしているのが気になった。
システム周りは色々と挑戦しているがゆえ、動作の不安定さ、重さに繋がってるのは否めない。
ここらへんは人によって受け止め方が違うだろうなぁ。


少々プレイ環境が気になるもののストーリーはコメディ、シリアスとも楽しめた。
田舎で仲良く遊ぶ子供達なんて設定に弱い人は是非。
完成版に期待です。

↓ネタバレ


・この終わり方はループモノか?
・百子は死んでそうだなぁ。他のキャラも死亡ルートがある予感がする。