soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

stREI sheep / Studio Beast

微ミステリーなノベルゲーム。プレイ時間は1時間半ほど。残念ながら現在は公開終了の模様。


サラリーマン・大介は、厳格な父に従うままに、生きていると言っていいのか分からないほど無気力な日々を送っていた。
ある日偶然訪問してしまった殺し請け負いサイトに冗談気分で自分の名前を書いた。
次の日、昔家を出て行ったまま連絡の途絶えていた弟の娘・玲奈が家にやって来た。


冷徹だった大介が、家に玲奈が居付くことで心を開いていく描写がなかなか良い。特にバイオリンのシーンはグッときた。
しかし、シナリオ全体で見ると簡単に読めてしまう設定に、案外あっけなく終わってしまった修羅場、とちょっと拍子抜け。
シーンだけを切り取ると光る部分があっただけに残念。


満面の笑顔を浮かべた玲奈の立ち絵は見ていてこちらが幸せになってくる。この立ち絵が作品の魅力を支えているといっても過言では無いでしょう。


良い部分もあるけど、荒も目立つ作品でした。
今作だけだと良作とは言い難い。でも次回作が気になる作品ではありました。