soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

M3 2012秋でビビッときた同人CDとか

ライブレポを優先したので公開するのが遅くなりました。


M3でゲットした同人CDは12枚。
数も少ないのでそれぞれ4回〜ぐらい聴きました。
で、恒例の今の時点で「こりゃヤバい!」とビビッとキタのは:

T/H/E.2 / STRLabel

テクノ・ハウス・エレクトロ系のオリジナルCD。
スルッと聴けてすぐに音にノレちゃう、良い意味での気軽さがあります。とにかく何度も聴いちゃうハッピーターンみたいな中毒性。
頭3曲の勢いは素晴らしいです。特にDOT96さんヤバい。
全CDの中で一番リピート率が高い一枚です。
あと最近PS3でプレイしてるスポーツチャンピオンでBGMに流すとぴったりハマって気に入ってます。

Escape from 10 minutes / Diverse System

サークルサイトで今作はこのように紹介されています。”このCDは、音楽のCDではありません。”
CDには10分ぴったりの曲を収録。ブックレットには10問の謎解き問題。曲を聴きながら謎を解いてみようという趣旨です。
どうってことない謎解きなのに急かしてくるBGMで熱中できた。あとで曲として聴くと「このフレーズの時焦ってたなぁ」とか体験を思い出して思い入れが強くなる。「ゲームサントラ」が持つ面白さをこのCDに収めたとも言えるでしょう。これは新感覚でした。めっちゃ楽しめた!
あと単純に曲が良かったです。

str005 / Seiji Takahashi

前アルバムが一般音楽雑誌で高く評価されたり、タワレコの試聴機にセットされてたり……とここに並んでるのが不思議とも言えるコンポーザー*1が短いスパンで送り出したミニ・アルバム。
ケタ違いの静の世界を作り出すアンビエントサウンドに惚れ惚れとします。聴きながら音世界にどっぷり。

UFFOO / べろシティ

自ら最高傑作であり、(たぶん)最後のアルバムと言っているフル・アルバム。
いままで通りのガレージロック系のギターはそのままに、リズムがヒップホップ、エレクトロ・パンクあたりの要素を組み込んでてミクスチャーな感触がします。BECKとかジョンスペみたいな。
それにより生まれている同人音楽ではあまり聴けない荒々しいグルーヴにノックアウトされました。楽曲に宿るパワー(≠勢い)がすごい。作りこまれてるとかじゃなくて魂が篭ってる。これぞロックだ!
洋楽やインディーズ寄りの唯一無二サウンドでさながらUFOのように一部のリスナーをかき回していったべろシティは
最後にとんでもないものをドロップして行きました。拍手喝采!拍手喝采!



以上4枚が特に気に入ってました。
他にも「壮大」な「ポップス」を展開してる『さよならポップス/Studio-Kurage』も良かったですし、曲単位なら『AD:60 / Diverse System』の月代彩さんの曲は神曲でした。


全体ではガツンとくる一枚というよりヘビロテに耐えられそうなアルバムが多かったです。
買った枚数が少ない割には当たり率高い!

最後にいつものtwitterの方でちょこちょこつぶやいてた「M3 2012秋CDの感想関連つぶやき by kizkiz」をまとめてみましたー
http://togetter.com/li/405831

*1:元から同人音楽界隈で活動していたそうです。その活動がまだ続いていると考えれば今作がM3で頒布されてたのも納得?