soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2013/8/10 SUMMER SONIC 2013 1日目 (ZEBRAHEAD、WILLY MOON、HOT CHELLE RAE、CARLY RAE JEPSEN、THE SMASHING PUMPKINS、電気グルーヴ、EARTH, WIND & FIRE)

今年もやってきましたサマソニ〜。当然のごとく両日とも参加です!
去年の豪雨は軽くトラウマですが今年は二日間とも快晴!!!


○○○からゴニョゴニョを利用して列ゼロ、渋滞ゼロコースで会場へ。*1
まずはフリーテントエリアに拠点を作りました。拠点と言ってもシートとイス置いただけだけど荷物置くのに使ったりしてかなり役立ちました。
ちなみにこのフリーテントエリア。なだらかな丘になっててOCEAN STAGEのモニタをガッツリ見れる隠れ良スポットでした。ただ日光が完全に直だけども!




初日はほぼMountain Stageに引きこもり状態。

ZEBRAHEAD (OCEAN STAGE)


一発目は元気いっぱいゼブラヘッド
と言ってもOCEANのステージまで行かずにフリーテントエリアで色々と作業しながらのながら聴いてました。準備のワクワクと音楽が揃うと……コレが気持ちいいんっすよね。一発目は爽快にすっ飛ばしてくれるバンドに限る。


最後に「Anthem」でキャッチーに突き抜けて最高の終わり方だ……と思ったら曲が終わった瞬間にホイットニー・ヒューストンの「I WILL ALWAYS LOVE YOU」が流れる。何この全てをぶち壊すアホ丸出し感?Anthemの余韻ゼロ。大爆笑しましたww



WILLY MOON (MOUNTAIN STAGE)

ロックのフォーマットでヒップホップ感を生み出してる男性ソロアーティスト。予習でピンっときた出演者のひとりで楽しみにしてました。


炎天下の暑っっついなかスーツ姿で登場。CDジャケやPVでオールバックなイメージだったんですが髪染めてナウなイケメン風。セクシーでイイオトコだ。


サポートにドラムとギターの姉ちゃんを引き連れてのライブ。ドラムの娘が好み直撃!ショートカットでクールにドラムぶっ叩いてる様がツボでした。
Willy Moonはクールな面はほとんどなく……とにかく熱い!ジョンスペとかあっちのノリですよ。

「My Girl」とかアルバムの曲をプレイしていくうちに暑さで少しづつ壊れていくWilly Moonを見るのが面白かった。「Hooooooooootttttttt!!!!!」と絶叫したり、バンドメンバーに水をかけたり、しまいにはマイクを咥えて絶叫してました。
トドメは大ヒットチューンの「Yeah」。その前までは一部だけ盛り上がってたけど、さすがにこの曲はみんな盛り上がりましたね。


ライブ映像ではボーカルがあまりうまくない、と思ったけど生で見たらそれを補う熱さがある。良いライブでした。



終演後はOCEANのIMAGINE DRAGONの音をうっすら聴きながら斜面でマッタリ。「radio active」だー。今回はWilly Moonと被ったけどあっちも見たかったなぁ。

HOT CHELLE RAE (MOUNTAIN STAGE)

gleeの男優の弟がいる、ってことでイケメン4人組とか紹介されることが多いポップロック・バンド。アイドル風ではなく音はしっかりしてます。


とにかくメロディが良い!からっと晴れた野外にはピッタリの爽やかなメロディばかり。
ベースがcheap trickのTシャツ着てるのも好感度アップ。
演奏はなかなかにうまい。サポートの黒人ドラムも楽しそうに叩いてて良かったー。


「Tonight Tonight」の幸福なラップ感はSum41の全盛期を思い出させてくれました。めっちゃ良い!


フェス気分を高揚させる青空に抜けるグッドメロディ。堪能しました。


CARLY RAE JEPSEN (MOUNTAIN STAGE)

「Call me maybe」で相当に有名になったポップな女性歌手。
大阪初日の目玉のひとつでしょう。規制かかるんじゃなかろうかってレベルで大量の人がMountainに集まってました。


ステージ上をよく歩きまわり、時にはステージを降りて観客のすぐそばまでくるサービス精神。
金色のミニスカートにサングラスのイケイケ・アメリカンガールな出で立ちはあまり好みではなかったのが残念。


歌唱力は普通ですよね。曲もちょっと振り幅が無くてダレやすいかも。
とはいえ「Call me Maybe」最高だし、「Good Time」で「whoa-oh-oh-oh-oh」のコーラスを歌うのも気持ちよかったです。
想定内の範囲で楽しめた。


THE SMASHING PUMPKINS (OCEAN STAGE)

過去の来日ライブと同じくマニアックな曲ばかりやるんじゃないか、と正直そんなに期待してませんでした。しかしこれが予想に反してめっちゃよかった!

2曲目で「X.Y.U」の邪悪なリフと絶叫が聴こえてきた!他にも「Disarm」「Bullet with Butterfly Wings」と全盛期の名曲が飛び出したうえ「Tonight,Tonight」「Today」と2大名曲もしっかり演ってくれた!「Today」を生で聴けたのは感無量でした。エモすぎる!


あと新譜Oseaniaからの曲が旧曲と同じくらいライブ映えしたのも良かったです。
特に始終ギターが攻めてる「Quaser」なんて最高でしたね。まったりした「Pala Horse」のシンセも泣きそうになったし、四つ打ちにチャレンジした「One Diamond、One Heart」のシンセもグッとくる。


皮肉な笑顔でギターをかき鳴らす姿はまだまだ現役。いやー、良かったです。


1、Space Oddity
2、X.Y.U
3、Disarm
4、Tonight, Tonight
5、Quasar
6、Pala Horse
7、Ava Adore
8、Bullet with Butterfly Wings
9、One Diamond, One Heart
10、Today
11、United States



「ビリーはやっぱカッケーな」と目をキラキラさせてスクリーンを見ていたら、帰り際に初めて見えたビリーのTシャツのバックプリントにはまさかのカタカナで大きく「ワールドプロレスリング」。爆笑しました。
デカデカとスクリーンに表示。撃ちぬいたカメラさんGJすぎるwwww



話題になったミスチル地蔵*2。やはりこの人達のせいで楽しめないところはありました。まわりにスマパンファンの人が少ないと一人で盛り上がってる寂しさ。
ちょっとでもスペースが開くとすぐさまに詰めてくるミスチル待ちの人。みんな熱さで死にそうな顔してる。こっちはスマパンに集中したいのにすぐ横で死にそうな顔をされると楽しめないっすよ。
ポツポツといるスマパンファンが躍起になってオーバーアクション気味に盛り上がってた気がします。


一番ヤバイと思ったのは、終わった瞬間に一気にミスチル待ちの人たちが押し寄せてきたこと。人の壁に死を感じました。確実に怪我してる人いたと思います。心理がわからないわけじゃないけど……なんだかなぁ。


スマパンの次は電気にするかミスチルにするか……悩みに悩みすぎて結局その枠の前半はオアシスで飯を食うという本末転倒な結果に。

Mr.Children (OCEAN STAGE)


後ろのほうから2〜3曲だけ見ました。とにかくものすごい人だった。
Tomorrow never knowsはさすがにぐっときたー。でも立て続けにバラード3曲やられて「ええわー」とMountainに向かいました。

良かったと思うけどライブの運び方が自分好みじゃなかったかな。まー、滅多にない機会だし見れて良かった。


電気グルーヴ (MOUNTAIN STAGE)


なぜか今年は異様に縁がある電気グルーヴ。今年4回目。しかも毎回同じセトリ。最新アルバムからシングル曲→旧曲→代表曲の流れ。
でも夕方の野外は初!


お客さんのノリが良い!特に年配の人らが楽しそうに踊ってました。空気は最高、ステージも見やすい。


サマソニのレポでは毎回言ってますが、野外ライブの一番の名シーンになる可能性の高い夕暮れ時。
電気グルーヴで夕方枠は違うかもなぁ」と思ってたら「あすなろサンシャイン」と共に落ちていく夕日。偶然か狙ったかわからないけど、あぁ、こりゃヤラレタ!
楽しかったー。ミスチルの裏でみんな本当に楽しそうに踊ってた。


EARTH, WIND & FIRE (MOUNTAIN STAGE)

ザ・レジェンドが野外で見れる!こんな機会、日本ではめったにない!!Mountainが野外である大阪サマソニの特権です。


いきなり「Boogie Wonderland」で「ホンモノだー!」って気持ちでいっぱいになって……これぞレジェンド!
大人数で奏でる定番のパーティーソング。そりゃ盛り上がるわー。野外がディスコに早変わり。
超ハイトーンボイスをめっちゃくちゃ長く続けるパフォーマンスで湧く客層も最高。サマソニ2013のベストパフォーマンスは瞬間的にはここだったな。


中盤はバラード多めでムーディーな空気に。しかも淀川の花火が遠目に見える。
紫の照明、涼しい風、一流の歌と演奏、花火……告ったら100%成功しそうな超甘い空間はやばかったです。

有名曲があまりかからず、ちょっと眠くなってきたところに「Fantasy」そして「September」!!ど名曲!
最後にメンバー紹介しながら「Lets groove」はまさに”音楽フェスティバル”な空気が出てて幸せで泣きそうになった。


素晴らしいトリでした。ロックとはまた違うレジェンドならではの貫禄とエンターテイメント。



終わったころにはMuseはすでに終了しててチラ見もできず、Dance Oasisでマグロ丼を食べてました。終演後のサマソニって独特の空気あるよなぁ


そしてMidnightへー。免許証を忘れる去年の失態は二度起こさない!

*1:あまり広まってほしくないので伏せてます;

*2:他のバンドに興味を持たないミスチル待ちの人たちのこと。出番がミスチル前だったスマパンは特に被害を被ったという話