soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2013/11/01 LEO今井 @ 難波ベアーズ

「ベアーズにLEO今井!?」
ベアーズスケジュールに載ってるまさかの名前に驚きました。
一応Kimonosでフェスのトリを飾るような人だし、LEO今井自体も過去にワンマンでシャングリラを満ぱんにしたようなヒトなのに。
挑戦的なハコ選びに興奮。シャングリラではあら恋のレコ初ワンマン。悩んだけどLEO今井×ベアーズのレアな組み合わせに惹かれてこっちを選びました。


入場時間になってもだいぶ並んでる。運良く前の方の場所をゲット。おろ?意外とご年配の女性が多い。こういう客層になったんだろうか?




地方から来てるおばさまの会話に耳を傾けたりなどしてるとメンバー登場!4年前に見た時からバンドメンバーは一新。正直な感想としてはLEO今井に負けじと奇天烈な空気を出してたギター木暮晋也さんの存在がすっぽり抜けたのはデカイ。


一曲目はアルバムの「Tabula Rasa」→二曲目「Omen Man」→3曲目「Furaibo」とニューアルバムの曲順通りに演奏されていく。
バンドとしての完成度は正直まだ高くない気がしました。特にロック系は苦手な様子。ビート感に勢いがない。逆にテクノ寄りの曲はなかなか良かったです。


LEO今井自体もキョドり方が半端無かった。良い意味で変態っぽい……というより「精神的にちょっと弱ってるのかなぁ?」と思ってしまいました。


6曲目「Doombox」では少年ナイフのなおこさんがゲスト登場。LPでリミックスを担当したのだとか。タイトルそのままのドゥームメタルアレンジ。ブラック・サバスもびっくりのドロドロなアレンジでした。


7曲目「My Black Genes」はテクノな曲。中盤のジャムで「おっ、カッコイイ」と気分が高まってたら(CD通りの)「1,2,3,4!」のカウントから1stの「Metro」へつなげる。こりゃカッコイイや!




ここから旧曲ゾーン「Synchronoize」「Venom」「Pulse」など。いやー良い曲多いなぁ。もちろん「TAXI」も披露。ただ前回のライブは”こんなにいい曲だったのかっ!”と衝撃を受けたんですが今回はそこまで。やっぱロック系は苦手なのかな。


面白かったのが「Connector」からジャムってそのまま「My Black Genes」に戻ってくるという演出。そしてまた新譜の曲順通りに曲が進んでいく。旧曲を新譜でサンドイッチしたこのライブ構成には鳥ハダもんでした。


一番良かったのが「Akare / Prism」。ちょっぴりインディアン・テイストな気もするテクノ寄りの曲。こういう曲は得意なのね。CDではそんなに印象に残ってなかったけど、ライブでは綺麗なメロディが単調なリズムにうまく噛み合って非常によかった。




そのまま新譜の残りの曲をCDの曲順通りにやって終了〜。
うーん、バンドもLEO今井も完成度/コンディションがそんなによくなかった気がする。悪い意味でベアーズサイズのスケールになっちゃってるといいますか……。でも光るところもいくつかあったので今後に期待したくなるのも確かです。
ライブ構成のセンスは今年見たライブのなかでも5本指に入るくらいに素晴らしかったもんな〜。