soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2013/12/07 平賀さち枝 @ ムジカジャポニカ


お気に入りの女性シンガー・平賀さち枝さんの弾き語りソロ。


今年の2月にも同じムジカジャポニカでソロ・ワンマンがあったけど、その時は平良さんが連日のライブで喉を痛めてて喋るのも辛そうにしてるくらいに声がガラガラでした。と、同時にそんな状況だからこそ感じるモノがあったライブでした。
今回はそういったトラブルもないようで健康体な状態でのライブ。


客層がよくわからんことになってました。おじさんおばさんにアイドル好きっぽい人。ロキノンとか関西インディーズをメインで聴いてそうな人は全体の0.5割くらい。こんな客層なんですねぇ……。


キャパ一杯に人が入ってましたが運良く平賀さんを見やすいポジションに座れました。
人が多すぎてムジカ名物のカレーを食べられる状態ではなかったのが残念。




ステージ後ろのドアから登場した平賀さんは、前髪の横を長く垂らした23歳のジャケの髪型でかわいらしかったです。


一曲目の「江ノ島」からスローテンポでまったりと。この日はずっとそんなやんわりしたムード/演奏でした。


恒例(?)の質問タイム=おしゃべりタイムも長い時間やってました。”好きなお菓子の話”といった個人的なことから”あの歌詞の意味は?”といった音楽に関わることまで・
平賀さんのライブに行くとわかるんですが、彼女は内気な印象を持ちがちですがで、実際はとても喋りたがり。しかし話し方が絶望的に効率が悪いというか……別世界のような喋り方をする人です。個性でもあり人を選ぶところでもある。


2月の修羅場ライブとは違って歌声は綺麗に出てました。完璧な音程。ただ前回のも味があったなぁ、とも。かすれ声で必死に歌うことで没入感が増してたのも事実です。今回は良くも悪くもふんわりしたテンションでした。万全の体調ではない状態のパフォーマンスを褒めるのも失礼な話だとは思いますが。



ライブのセトリは以下の通り (珍しくライブ中にメモった)

江ノ島
ギフト
新曲(のどの
春が来そうでさびしいだけ
今は帰らない
Lovin you 
高円寺にて
1月の汽車
目黒川
No Music No Life
希望にあふれた雨雲でいっぱい
おだいじに (MCから
今日の出来事
四季の唄
新曲? (愛してやまない音楽
ハイウェイ
My boy friend see you
いつもふたりで

眠ったり起きたり

恋は朝に

江ノ島」はさきほども書いたように超スローテンポ・アレンジ。ただ遅くなっただじゃなくギターがポロン・ポロンと限りなくシンプルになってました。比較的アップテンポな江ノ島がこうなったんだからこの日の方向性は決まったようなもの。


新曲の「ギフト」こちらもバンド・サウンドが無いのでまったりと。
「新曲(のどの」”(のどの”とメモに書いてるけどどういう意味から覚えてない(笑)1分ちょっとの短い曲ですが良かったです。

「1月の汽車」トンネルの先を楽しみウキウキする気分がよく出てる曲。いままであまり注目してませんでしたが良い曲だなー、と今回思いました。


新曲の「ハイウェイ」この曲洋楽的で好きです。
アンコールには「恋は朝に」パッと明るくなって初期代表曲の強さを再確認しました。



ウィスキー・グラスの氷がカランコロンって鳴るのが心地いい、そんなまったりした音楽も良いんだけどな……個人的にはまったりしすぎたかなぁ?
そろそろバンド形態でも見てみたい!