soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

AMT祭典 day1(Andromelos2、comorotalk、魚雷魚) @ 難波ベアーズ


ベアーズ27周年イベントのひとつ。Acid Mothers Templeの中心人物・河端一さんを軸にしたサイケデリック大祭典・AMT祭典。しかも3days!


全日程行ってきましたー。まずはがっつりライブがあった初日!

雷魚

ベース、ギター、ドラムの3ピース・バンド。
トライバルでミニマルなサイケ。反復するフレーズは踊れるし、サイケデリックな音像は頭をぐちゃぐちゃにしてくれる。モロに自分好みのサウンドでした。


女性ドラマーは最初2曲でヘタウマ系か?と思いきや3曲目ではテクニカルな演奏を見せてました。かっこいいなー。ヘタウマに感じたのは土っぽい感じをわざと出してたんだろうな。
ピシっとした姿勢でひたすらワンフレーズで押し通すベース、高速ストロークから轟音ファズ・ギターまで色鮮やかな音色を聴かせてくれるギター……とそれぞれがキャラが立ってて3ピースです。どのメンバーを見てても楽しめる。


ベースを中心にしたストイックさはせんねんもんだいに近いものがありました。ジワジワと侵食していく感覚も似てる。ただダンサブルだけどテクノみたいに整えられた感じではないのが違うところ。サイケの崩れた部分がある。


いやー、イベントの初っ端から良いバンド、良いライブでした!



comorotalk

ベルボトムに長髪で”これぞサイケ!”ってな風貌。
音も”これぞサイケ!”な感じ。


ドロっとしたリズムワークが強くてちょっと好みからは外れるかな?ワウを効かせたギターはかっこよかったです。


ギターの方の名前をどこかでみたことあるなぁ、と思ったら昔にR公会堂にソロで出てるのを見てました。あの時はアコギでえらくロックなフレーズを弾くなーと思ったもんですが、なるほどこういうバンドをやってたのね。

Andromelos2

元々はAndromelos名義で山崎マゾマゾンナ)も在籍したバンドらしいです。
今はAndromelos”2”として、河端さん(Guitar)にナスカ・カーの中屋さん(Electronics)と非常階段の岡野さん(Drums)の強烈な3人で活動しています。


サウンドの方は、ドライブ感ある演奏で宇宙にぶっ飛ばしてくれる轟音サイケデリック!この踊れるアッパー感はROVOとかに近いです。つまりはめっちゃヤバかった!!


中屋さんはサイケデリックトランスみたいなウニョウニョしたデジタル・ループを用意して脳内をサイケな色に染め上げてくれる。あとカオシレーターでベースパートを弾いてたようですが……カオシレーターってここまでコントロールできるのかってぐらいに見事な使いこなしっぷりでした。感動した!


岡野さんは非常階段以外で叩いてるのを始めて見ましたが……おそろしいドラミングです!スティックが高速で動いてて音の密集っぷりがハンパない。こんなドラム叩ける人だったのね。
ダブルバスドラのスピードもモノすごい。盛り上がってくると動きがどんどん高速になってきて……ピーク時は倍速の映像を見てるみたいな規格外のドラミングでした。モンスターや……。


河端さんは雷みたいな轟音ギターでめちゃくちゃカッコイイ!グニョグニョと指が動いてて弾きまくってました。


パワーとスピードで押し切る演奏は圧巻の一言。特に曲中に上がっていくスピードはものすごいものがありました。
もう好み大直撃!サイコーでした〜。新たなフェイバリット・バンドが出来たかもしれません。



↑当日の映像。めちゃくちゃカッコイイです!