2014/07/31 家口成樹大野雅彦、BERLIN、YPY、ネオジオ @ 難波ベアーズ
家口さん(PARA)と大野さん(SOLMANIA)のそのまんますぎるユニット名(?)に惹かれて行ってきましたー。
フジ明け一発目!
ネオジオ
初見。
ポストパンクの血が通ってるダンサブルなロックってところ。ブリブリに鳴ってるベースなんか完全にポスト・パンクのソレですが全体的にはあら恋とかThe Horrorsとかそういうアッパー感がありました。
ギターはサイケだけど(特にKarma辺りの)スーパーカーみたいなキラキラなとこもあって面白かったです。
個人的にはとても惜しい!と思ったバンドです。
ワンコードでアガっていくとこなんかはかなり気持ちいい。
でもたまにリズムがよれちゃったり、コードの移り変わり方がどうもしっくりこなかったり……と気になる点がいくつかありました。
BERLIN
初見。ギターとドラムのデュオ。
こちらもダンサブルなロック。
ループを使ってフレーズを重ねていくギターとかセンスが良いな、と思ったんですがとにかくドラムのリズムが崩れるのが気になりました。
やろうとしてることをそのままできたらかなりカッコいい気もするんだけど、いかんせん演奏力がついていってなかった気がします。
前半2バンドは演奏力/ライブ進行ともアマチュアっぽさが残るバンドでした。社会人の趣味バンドもしくは学生バンドみたいな。
でもそんなレベルのバンドでもこんな面白いサウンドを”やろう”としているのがちょっとしたカルチャーショックでした。自分の知らないところで才能がうごめいてるんだろうなぁ。
YPY
GoatやBonanzasの日野さんの1人ユニット。
使う楽器は決まっていないみたいです。今回は(テーププレイヤー+エフェクター)×2みたいな機材。DJがレコードを替えていくようにカセットを変えていました。
カセット替える時のパカッ→ガチャ→カシャって音がいいなぁ。*1
前半はサンプリングアンビエント的な。漂う感じ。正直あまり理解できる世界ではありませんでした。
中盤からコスミックなドローンへ。そしてリズムががっつり入ってミニマルな展開に。クラブでも映えそうな音でこちらは好きでした。
めちゃくちゃヤバイっ!ってのは無かったかも。テープを使ってこのサウンドを作る面白さが理解できたらまた違うかな?
家口成樹大野雅彦
この2人のコラボは当然期待できますし、事前にレーザー光線を使うとの情報があったのでソレも楽しみにしてました。
大野さんの足元にはSOLMANIAの時と同じく大量のエフェクターが並んでいます。ギターは変形ではなく普通のギターでした。
家口さんキーボードやらシンセやらに囲まれてました。
レーザーはサカナクションやドラびでおさんみたいな客席に向かって光線が出てくるのじゃなくて、スクリーンに写すタイプ。雑にいうとWindowsのスクリーンセーバー(ラインアート)の超カッコイイ版って感じです。
音はノイズ。
大野さんは変形ギターを使わなくても強烈な音出すなぁ。と同時にやはりあの音の洪水は変形ギターならではなのかも。音/ノイズに包まれる感覚はSOLMANIAの時とは明らかに違いました。
家口さんも結構なノイズを出してる。
それぞれの音は気持ちよかったです。ただ両者が絡みあってるのかよくわからない。
よく言えば分離して個々の音が楽しめました。悪く言うと好き放題出しているようにも聴こえました。
レーザーとノイズとで面白い空間が出来上がってました。逆にレーザーが無かったらおもしろみに欠けたかも?
なんだかんだで4組のなかで一番印象に残ってます。
*1:フタを開ける音 → カセットを差し込む音 → フタを閉じる音、です