soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/11/02 ハルカトミユキ @ 梅田AKASO

フェスで何度か見ているハルカトミユキ。初のワンマン参加。
そこまでめちゃくちゃ好きってわけでもないのに、なぜかずっとワンマンを一度は見たいと思ってました。謎めいてる二人の雰囲気からかな?
前回のワンマンは他のライブと重なったってたのでようやく見れる〜……と楽しみにしてたら、スタート時間を一時間を勘違いしてて最初の30分を見逃す……!よほど縁がないのか〜。
聞いた話では前半は新曲祭りだったそうです。


ちなみに30分遅れで入場 → まずバーカンに直行 → ドリンクチケット無い! → けっきょく現金支払い……。30秒でドリンクチケット、無くしました;踏んだり蹴ったり〜


AKASOは大きすぎるかとも思いましたが7〜8割は埋まってました。意外と男性ファンが多い?


入った時はサポートメンバーと一緒にバンド・サウンドで演奏してました。


ハルカの歌は”氷””ナイフ”とかそんな言葉が似合う。すぅーっと身体に切り込んでくる感覚があります。PA的にほんのり割れてることもあったけど基本的には歌詞が聞き取りやすい声質なのも良い。
基本クールな佇まい。でもミユキのトンデモ発言で笑ったりするのは普通の女の子って感じ。あのギャップはたまんないっすなー。ハンドマイクも何度か披露してました。


ミユキはMCで”ニューロマが好き”と言ってたのに納得。メロディも奏でながら後ろで「スーッ」っとニューロマやシューゲイザー的なシンセが漂ってる。単なるポップスではないな、って音に仕立て上げてます。
あと演奏中にやる、手を上げて宙にある氣を掴みとるみたいなアクションが好きです。ジャム系/音響系のバンドではよく見るけど歌モノでは珍しい。
そこらへん総括してコレを思い出しました



バンドで数曲やってから二人だけのアコースティック・セクション。
一部のファンから”バンドじゃなくて二人で活動してほしい!って意見もあるそうで。なるほどその意見も理解できました。音が限定されるぶん、ハルカの歌が生身を帯びてグサッと突き刺さります。ミユキの音のセンスがいいので音数少なくて寂しいとかも感じません。


曲は「シアノタイプ」や新曲。
フラカンのカバー「感情七号線」。”負け犬の、負け犬にしかなれない人の歌”と紹介して『負け癖ばかりが染み付いてるから 負けてる方が楽だと記憶をしまいこむ』と歌うのはキました。この曲をフラカンが作って/歌って、ハルカトミユキも歌うってのが素晴らしい。歌詞がグサッときました。個人的にこの日一番のハイライト。


バンド形態に戻り「Hate you」「ニュートンの林檎」「振り出しに戻る」「マネキン」と勢いのある曲を連続でクライマックスへと盛り上げる。
やっぱりバンドサウンドもカッコイイんですよね。バンド/アコースティックどちらかにこだわるのではなく、今回みたいな両方を混ぜたのがどっちの魅力も感じれて良いと思います。
勢いのまま「プラスチック・メトロ」「青い夜明け」とやって本編終了。


アンコールは二人だけで「ドライアイス」 → ラストに全員で「Vanilla」。
ドライアイス」のハモリは何度聴いても本当に綺麗です。




今回のライブに参加する気になったおは最新epの曲にガツンとやられたからってのがあるんですが、ほとんどしませんでした。うーん、そこは残念。
とはいえ満足度の高いライブ。ここのところ行くライブがノイズだとか人力トランスだとか変なバンドが多かったけど、普通に歌を聴けるライブってのもたまにはいいですね。特にハルカトミユキは普遍的な歌モノにちょっぴりの音楽的スパイスをまぶしてるから楽しめる。


ハルカの詩は学生が書く詩みたいだな、と。学生レベルとかネガティブな意味じゃなくて学生(の年齢)だから書ける詩ってな意味で。その時期にしか出せない味ってのもある。それをしっかり色付けするミユキの音。良い2人組です。


18:00スタートで20:00終わり。帰りにスーパー銭湯に寄ってほっこりしてから帰宅。健やかなシアワセを感じることが出来る一日でした。


【こちらからセトリ拝借しました - http://ameblo.jp/ohashi-93/entry-11948154499.html

新曲
新曲
新曲
バッドエンドの続きを(未発表曲)
未成年
シアノタイプ
ひとりごと(未発表曲)
middle(未発表曲)
感情七号線(フラワーカンパニーズカバー)
Hate you
新曲
その日がきたら
ニュートンの林檎
振り出しに戻る
マネキン
プラスチック・メトロ
青い夜更け


(en)
ドライアイス
Vanilla