soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/11/05 踊ってばかりの国、HAPPY @ 梅田Shangri-La


なんとなく踊ってばかりの国のサイケなヒッピー感に触れたくなったので〜。


ほぼソールドアウト。かなりの人入り。女子率高い。HAPPY人気なのか?と思いましたが、客のノリを見てるかぎり踊ってばかりの国の人気が元々高いのかも、って印象でした。

HAPPY

あれ?意外と客がおとなしい?前のCONPASSが異常だったのかな?
MCもスベってる……というと語弊があるかもしれないけど、ノセきれてないように思えました。


このバンドのメンバーは動きまわらないで自分の立ち位置にしっかり立ってるのが独特だよなぁ、と。なんとなくサカナクションDJタイムっぽい印象も。


「Lucy」のイントロが始まったら”おっ!”ってなるし、テクノサウンドも織り交ぜてマンネリを無くしたり。……と、良いサウンドを持ってるバンドなんだろうけど、どんなときも100%会場をを自分たちのものにするまでは至ってないのかもしれないなぁ、と思いました。


踊ってばかりの国

斜めにかまえてる佇まい、サイケデリックでヒッピーっなサウンドって点ではHAPPYと同系統。でもこっちのほうが腰の座りかたが段違いってのが連続して見るとよくわかりました。


下津さんの敵のいない感じの笑い方。たぶん僕とは人種的には合わないタイプの人なんですけど……そんなの飛び越してカッコイイんですよね。そして反則的に曲が良い。メロディが体内の音楽のツボを的確に押してきます。
下津さんは上機嫌で楽しそう。メンバー全体の演奏もノッてた気がします。


早い段階で最近だしたリテイクEPのタイトル曲「サイケデリアレディ」。”Whoo〜♪”のコーラスがマジでサイケデリア。名曲です。
「踊ってはいけない国」も前半にドロップ。もう大好きな歌なんです。


下津さんは酒のストップがかかってるみたいで飲んでるのは水。
ただやってる音楽は酒が進む〜。僕もウィスキーがんがん飲んで鳴らされてる音楽が最高に気持よくなっていきました。
歌詞が◯◯、踊れるから、激しいから、とかじゃなくて全部融け合って”音楽”ってのを浴びてるのがとにかく気持ちよかったです。


中盤からも「SEBULBA」「風と共に」「話はない」など良曲が次々と披露されていきます。特に「SEBULBA」はピークのときに演奏されたのもあってめちゃくちゃ染みました。新曲もあって珍しくツービート系の勢いのある曲でした。


大好きな「東京」をやったか定かじゃない、という勢いで酒と音に酔ってました*1。ライブの細かいことは覚えてないんだけど、ひたすら楽しかったってのは脳に刻まれてます。




汗だくになったあとにシャワー浴びてるような気持ちよさ。終わっても2時間は笑顔が張り付いてそうな幸福感。”良いライブだった!”そんな言葉を大声で叫びたくなるライブでした。

*1:「東京」はラスト周辺ででやった気もするんだけど……断言できないです。一番好きな曲の記憶がないとか、こんなこともあるんですねー