soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/12/19 四万十川友美×白波多カミン @ 難波ベアーズ


男と女のシンガソングライター・弾き語りツーマン。好きな歌い手2人なので楽しみにしてました。


ちなみに自分にとって2014年最後のベアーズでのライブ。

四万十川友美

文句無しによかったー。


だいぶ崩し気味に歌ってて時たまリズムが乱れるくらい。
けっこう前の方で見てたんですが「DI DAN DON」の”僕らふたり〜♪”のとこでチラッとこっちを流し見したのは僕が女だったら胸キュンしてたかもしれません(笑


2ndアルバムの曲を中心に演奏。良いメロディが満載です。
あと四万十川さんはライブ中の表情がすごくいい。笑顔でギターを弾きまくってるとき良い表情してたなぁ。


あと白波多カミンさんのカバーを一曲。「わたしの東京」。四万十川さんと東京ってのは妙に合う。くるりの岸田さんが東京歌ったみたいな感覚で。


白波多カミン

この日の白波多カミンさんは服装がパジャマっぽいのもあってか病的……というより病気的といいますか。風邪でボーっとしてるみたいな感情が一定になってる印象を受けました。
最近のライブでは逆に感情が表に出た歌い方をしてたので急な変化に驚きました。


声も今まで僕が感じたた氷みたいな透明さ/鋭さ、というより虚無とか無我の領域に行ってたような。そういう意味では山本精一さんっぽい?
で、そんな感情が表に出ない状態をカミンさん本人が楽しんでるように見えたのが面白かったです。


先行販売されてたCDから「いまぐす消えたい」。カミンさんにしては明るい曲調(でもどこか斜めに構えてる)で好き。


四万十川さんのカバーは「鳥」。カミンさんは聴きやすい歌声してるからこの曲もすんなり受け入れられました。ただこの日はテンションが前述のとおりだったので、ガンガン感情を揺さぶってくる四万十川さんバージョンとは大きく印象が違いました。


「ランドセルカバー」も歌ってくれた。やっぱこの曲好きだ。やってくれると安心する。


四万十川友美×白波多カミン

最後はデュオでカバーを2曲。


まずは松任谷由実の「恋人はサンタクロース」。四万十川さんがギター、カミンさんは鈴をシャンシャンしながら歌ってました。


次に四万十川さんが忌野清志郎好き、カミンさんが井上陽水好き、ということで清志郎と陽水の合作を「帰れない二人」。


どちらも音程が危うかったり、声質が曲にフィットしてなかったりとプロフェッショナル感は弱かった気がします。コレをシャングリラとかクアトロで見たら違和感しか無かったろうと思います。でもベアーズだと妙にハマる。
あと意外とこの二人の声って溶け合わないなぁ、と。その違和感とアクの強さもまた面白かったり。決してネガティブな意味だけではありませんが、”シコりの残る”デュオでした。




ドッカーーーン!とした2014ベアーズの終わりは先週の山本精一×内橋和久で味わったので、この日の四万十川友美×白波多カミンはベアーズの他の側面をエキストラステージ的に味わえたかなぁ、と。





2014年にベアーズに行った回数は  回。本当にお世話になりました!
2015年も通わせていただきます!*1

*1:2015/2/9時点ですでに6回行ってます;