soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/07/27 FUJI ROCK FESTIVAL '14 3日目 (OZOMATLI、JUNGLE BY NIGHT、bonobos、BEGIN、JOHN BUTLER TRIO、OGRE YOU ASSHOLE、THE STRYPES、ASGEIR、THE FLAMMING LIPS、LORDE、東京スカパラダイスオーケストラ、THE POGUES、MR.SCRUFF、溺れたエビの検死報告書、GAZ MAYALL)


前日は早めにテントに入ったのでしっかりと睡眠できました。やはり寝たら体力が回復する!



まずは徒歩20分くらいのトコにある温泉施設・雪ささの湯へ。時間によっては混んでるみたいですが待ち無しですぐ入れました。テントサイトの苗場温泉い並ぶよりこっち来るのが一番便利だなぁ。



風呂入ってリフレッシュしたら食堂でざるそばを食ってさらなる体力回復を試みる……。3日間も出店続きだと”台所の料理”が食べたくなります。
しかし注文後に外を見ると急速に真っ黒い雲が集まってきてる。”ヤバイ雨具持ってきてないぞ。風呂入った後にびしょ濡れになるのは避けたい!”と大急ぎで食って、大急ぎで帰りました。ギリギリでほぼ濡れずにテントの中へ。1分遅かったら危なかった……。


3日目は雨。これぞフジロックです。なんだか雨が降って安心してる自分がいる。
心なしか周りを見渡しても笑顔が増えてた気がします。初日・2日目は暑さでみんな死にそうな顔してた。小雨程度だからこっちの方がマシ。


OASISをふらついてるとGANBANブースでASGEIRがサプライズ・アコースティック・ライブしてました。朝からラッキーで気分が良い!


Green StageのOZOMATLIの途中から三日目スタート!

OZOMATLI (Green Stage)


ファンク、ヒップホップ、ロック、R&B、南米……ぜんぶごちゃ混ぜにしたお祭りバンド。
どうやら勝井さんが出てたらしいです。(全然気づかなかった;


最後はフロアに全員が降りてきてど真ん中で演奏。
”オ〜レ〜オレオレオレ〜♪”とか陽気な音を鳴らしてフィーバー。
と、ここまでならまだ…まだ予想の範囲内なんですが、そのまま客を引き連れながらグリーンステージの後ろのほうまで練り歩いたのはびっくりした。音楽でアホになってる大行列が愉快すぎます。


しまいには行列を引き連れたままGreen Stageを抜け出してホワイトステージ方面へ。
物販テントの丘を登って行き、売り場のど真ん前で大騒ぎ。


自由だー(笑
すごいモン見ました。

JUNGLE BY NIGHT (Orange Court)

昨夜のクリスタルパレスに引き続き見に来ました。最後の方をちょこっとだけ。


昨夜のはワンダーパレスの異常な空気ゆえ……だけではなくバンドの底力がすごいとわかるライブでした。知名度的に知らない人も多いであろうOrange Court全体をロックさせてました。


強烈なのは一定のブラスではじまる「」緊張感とダンサブルの融合にドーパミンが出まくり。
見るかぎりだいぶ若い子らで構成されてるバンドなのにすごい才能です。

bonobos (Field of Heaven)

フジ飯の名物の石焼ピザを食べにField of Heavenへ。そのときステージでやってたのがbonobos
”一ヶ月後のOne Music Campでも見れるしフジではスルーでいいかな”と思ってたんですが……想像をはるかにこえる良さ!見に来てよかったー。One が楽しみになりました。


フィッシュマンズ・フォロワーってイメージがあったんですが、そんな安易なイメージをぶっ壊す幸福感あふれるスケールの大きさ。幸せがどこまでも膨張していくようなポジティブな音楽。いつもよりサポートメンバーを多めに入れてたみたいですね。それゆえ広がりのある音になってたのかも。


幸せな空間に泣きそうになりました。やっぱ雨のほうがフジは笑顔が多いわ―。


ピザは時間をかけて焼くので待ってるあいだに演奏終わっちゃいました。でもうまい!それだけ待つ甲斐があります。



BEGIN (Green Stage)

ピザを食べながら幸せな気分でグリーンへ早足〜。
道を歩いてても笑顔が目立ちます。小雨のフジロックを楽しんでるカラフルなレインコート達。そんなステキな空間で聴こえてくるBeginの歌。
歩いている人たちも自然と声が揃う「島人ぬ宝」の”いーやさっさ”とか誰からとなく声があがる。ホント素敵な空間。国民的アーティストの強みです。


ステージに前に到着したのはライブ終盤に差し掛かったころ。
独特の口調の面白いMCは人の良さが出ててました。。
最後の曲……と言って「かりゆしの夜」でのカチャーシー*1のレクチャー。『窓を開けて…いや閉めて…いや開けて。迷いの心だな』という表現に笑った。このうえなくわかりやすい!
グリーン全体に舞ったカチャーシーは美しい光景でした。


「かりゆしの夜」で最後といいながらもう一曲。
歌の由来を語った素晴らしいMCのあとに「涙そうそう」。本場のフラダンサー・アリアナとコラボ。フラダンスと聞いてイメージするフラフラ〜としたユルいノリとは違いました。バレリーナに近い。美しいです。
曲の美しさ、歌と演奏の優しさに本気で泣きました。今も思い出して泣きそうになりながらキーボードに向かってます。
「拍手はせんといて。最後にアリアナが帰るときに拍手を」と言われたけど、最後のサビが終わると自然と拍手が広がる。アレは抑えるの無理です。名曲”ポップス”って拍手が起こる。自然と生まれる拍手。あの瞬間がすごく好きです。*2


周りを見ると目を赤くしてる人が大量発生してる。ガチ泣きしてる人も大勢。
ライブを見るまでそこまで注目してなくて”有名バンドだしせっかくならひと目見とこうかな”ぐらいの気持ちだったんですが……素晴らしライブでした。


ちなみに自分の場合は勝手にBEGINが解散すると勝手に思い込んで感情が高まってたのもあります。解散するはBoomでした☆
どちらにせよ素晴らしいライブでした


JOHN BUTLER TRIO (Green Stage)

激ウマギタリストを中心としたトリオ。


テクニックもすごいし、紡がれるフレーズが純粋にカッコイイ!
ロックでもあり、アコギでもあり、オシャレだったりもする。


1人で演奏した「Ocean」はアコースティックギター一本*3から出る音とは思えないほどドラマチックでした。激テクとグッドセンス。琴線を刺激する素晴らしい曲。
シンガロング曲「zebra」では狙い通りに大合唱が起こっていました。


欲を言えば一番好きな「」を見たかったけど満足なライブです。
フジロックの中でも直球でカッコイイ!と思えるライブを見た気がします。


OGRE YOU ASSHOLE (White Stage)


期待大だったオウガ。ライブスタート時間が少し過ぎてるのに、なぜかWhite Stageへ向かうまでの道は冷静でした。空いてたところ天国で氷結を買ってく*4


White Stageの方面からは「見えないルール」が聴こえる。エゲつないほど思いダブベース。コレはヤバいモードに入ってる時のオウガだ!


ライブに直行せずにお手洗いへ。来たるべくピーク時のために自分のコンディションを最高の状態にしようとしてました。並んでても音は聴こえてくる。「フラッグ」ダブな泥酔感より鋭さを感じさせる、最近のオウガにしては珍しいアレンジで演奏されていました。。



MDT 2013で大爆発を起こした「素敵な時間」。あの時に匹敵する、地の底から鳴ってるような重いグルーヴ。音のデカさ/迫力がWhite Stageの他のアクトと段違いでした。
自分は完全にトランス状態で前列へ。あまりノッてる(揺れてる)人はいない。この音でこんなんとか大丈夫かフジー?
大爆発パートの前のブレイク。ステージの上から「お前らついてこれるか?」ってな見下した表情で仁王立ちする出戸さんが、サイレンのような「キュイーン!キュイーン!」って音を発する新アレンジ。この瞬間がフジの全ライブで一番カッコよかったです。
「ついてこれるか?」ってより、この時のオウガは「死ね」ぐらいに殺る気も満ちてたかも。
そして大爆発。俺発狂。


続く「ロープ」でさらに大爆発。狂ったように盛り上がる前列。とにかくすごかった。音のデカさ、インプロ具合。全てが化け物級。


オウガはMDTのライブはもう超えられないと思ってた。でも今回は超えたかもしれない。大舞台にめちゃくちゃ強いな!


酒と音で完全に酔って足元がおぼつかない状態に持ってかれました。海外勢を抑えて今年のフジのベストアクト!


THE STRYPES (Green Stage)

オウガで完全にぶっ壊れたハイテンションのままGREENへ。
楽しみにしてた平均年齢17才の超若手ロックバンド。


カッコイイ!なんだこの堂々とした佇まいは!本当に17歳か……?
OASISが一番カッコイイ時期って僕はリアルタイムで見たことないんだけどこんな不敵な感じだったのかな?


走りぎみだけど演奏は荒くない。ドラムも弦楽器隊もとにかく勢いがある。そこで仁王立ちして歌うボーカル。ヤバイなー。


途中でギターがベース、ボーカルがギターと楽器を入れ替える曲がありました。
ベーシストは何をするかというと……突然、弾丸のように前に飛び出てきてブルースハープ!ずっとかけてたサングラスを外して、ほとんどが自分より年上であろう大人数の客に目を見開いてメンチを切るキレっぷり。
ぶっちゃけ中二病なアクション。でもかっこ良すぎるんです。今年のフジロックで一番ロックを感じた瞬間。
ここを期に、ベースに戻ってもひたすら客にガン飛ばすワンパクっぷり。ぶっ飛んでました。


「Blue Colour Jane」やらノックアウトされる曲が続々と。ギターはクールに弾く。最後までクールな姿勢を変えないボーカル。ホントに堂々としてる。


かっこええわー。昨日のクロマニヨンズの影響でヒロトみたいな動きしながらノッてました。


オウガとSTRYPESの流れが2014フジのハイライト!


ASGEIR (White Stage)

アイスランドの男性ボーカリストシガーロスに通じる透明な世界観が好きで楽しみにしてました。Strypesと被ってたのでライブもだいぶ進んだところで到着。人多くてかろうじで見れる状態。


なんか聴いたことあるメロディ歌ってるなぁ、と思ったらNIRVANAの「Heart Shaped Object」のカバーでした。


陽が照ってて野外には合わなかったかもなぁ。動きのあるアクトでもないし期待値よりはだいぶ下になってしまいました。*5



THE FLAMMING LIPS (Green Stage)


テントでひと休憩してからGreen Stageに行くとド派手なセットが。ステージのバックには大量の銀風船。天井にはチューブ状の光源。こんだけ大掛かりなセットでトリじゃないんか……。


バンドが登場していきなり大量の紙吹雪。開始一分でアーケイド・ファイアのピーク時を越えてました。


ライブはウェイン脳内の不条理ワールドがそのままステージに再現されたような摩訶不思議エンターテイメント。
変な生き物の着ぐるみが登場しては微妙に動いて絡んで消えていく。着ぐるみが人間の2.5倍くらいある……とデカさが半端ない。
スモークは炊きまくるし、チューブ照明は光るしでやりたい放題。でも派手さよりアンニュイさが上回る変な世界観です。


ウェインは筋肉スーツに身を包んで歌ってる。
曲はスローテンポ中心で正直なとこ面白いかというとそんなに。でもステージセットと合わせて体験すると……見れちゃうんですね。


透明の球体に入って客の上を転がるパフォーマンスもやってました。アホやー。


なんだかんだで楽しめました。
世界が完成されきってる……いや子供の落書きみたいな現実味のないキャラ/世界観なんだけどソレらに対する迷いがないんですよね。



LORDE (Red Marquee)

Flamming lipsに見惚れて最後まで見てたんで遅れて到着。
2014年でもっとも影響力のある10代とまで言われたLORDE。レッドマーキーはパンパンに埋まってました。


ほぼ見えない状態で人の隙間からチラチラとだけ確認できました。白い服を着てるのとダンサーが二人いるのはわかった。クールなCDの印象とは違いかなり情熱的なダンス/動き。


熱狂してるファンもいて歌が情熱的なのもわかる。ただ身動き取れなくて……うーん、楽しめたとは言い難いかも。


ヒットチューン「Royal」が終わったらRed Maqueeから離れました
三日目の締めはスカパラの予定で途中で抜けるプランだったのでたまたまのタイミングだったんですが、売れ曲だけ聴いて帰る人みたいでなんか悔しい(笑
人が多くて抜けるのにも一苦労でした。



東京スカパラダイスオーケストラ (Field of Heaven)

2014年フジのトリに選んだのはスカパラ


LORDEから駆けつけるとすでに始まっている。人はだいぶ集まってる。スカサウンドに煽られて気付いたら前へ前へ。ほぼ一番前のブロックまで行ってました。


とにかくカッコイイ兄貴たち。力強い佇まいにはパワーがもらえるし、楽しそうに演奏する姿を見てるとこっちも全力で楽しまずにはいられません。
スカナンバーではみんなわけもわからないレベルで踊り狂ってる。疲れがたまったのなんて忘れてスカダンスを踊りまくりました。


「Down Beat Stomp」「Ska Me Crazy」に「007」「ルパン」といったカバーまで盛り上げチューンラッシュ。その中に差し込まれた「水琴窟」。疾走感のなかに憂いのあるシリアスナンバー。この曲で身体を軽くゆすってると、3日間の楽しかった思い出がブワ〜っと頭を巡って……あまりの幸せに本気で泣いてしまいました。CD音源の上原ひろみに変わって沖さんが弾くキーボードのソロはものすごいことに!


その後も止まらないゴキゲンスカ。
自分はあまりにテンションが上がりすぎて、スカダンス中にお尻からずっこける失態も。そんぐらいめちゃくちゃに盛り上がってました。本編最後の「All Good Ska is One」ではみんなで肩を組んでスカダンス。本当にカッコよかった!


アンコールでは喜びの歌のスカアレンジで大合唱。GAMOさんが指揮棒で煽る煽る。コワモテ・いぶし銀・クールな風貌だけど全力なんだよな。
最後の最後までパワーあふれるパフォーマンスでステージは光り輝いてるように見えました。



完全にハイになって踊った結果、28歳にして盛大に尻もちを付くという……。でも踊りまくってズッコける、そんな歳の取り方をしてる自分が嬉しかったりもしてて。


全力で音楽を楽しんだ!身体をフルに使って楽しんだ!
スカパラをトリに選んで良かった!!


THE POGUES (Green Stage)


スペシャル・クロージングアクトにアイリッシュ・パンクの元祖。
ラストライブ・ツアーになると発表されており見れるのは今回が最後。


ポーグスと言えば完全なまでのアル中のシェイン。サングラスにスーツで姿はキマってるもののしゃがれ声、たどたどしい足取り、常に持ってるカップ(おそらく酒)、ビートたけしを10倍ひどくしたみたいなヨボヨボ感。むしろピカデリー梅田
曲の途中だろうが、のそのそと歩いたり、酒を飲んだり、タバコを吸ったり……ただの新世界にいるおっちゃんです。マイクに向かって”クシュン!”ってくしゃみしたのには大笑い。


(確か歯がほとんど抜け落ちてるので)もはやまともに歌うこともできず、ボソボソ喋ってるように歌う。でもそれがカッコイイんですよね。おじいさんのひとりごとみたいな歌がカッコイイなんて普通じゃありえないんだけど……なんかオーラがある。そして、たまに声の大きさが10倍ぐらいになって絶叫するようにシャウトする。根本からロックだ!
完全にボケてるようで歌うべきとこはしっかり歌ってる。もはや無意識で歌ってるんじゃないだろうか。酒に(完全なまでに)溺れようが音楽が本気で好きじゃないとありえない行動だと思います。


シェインに負けじと他の人達もロック。
アコーディオン抱えたままステージを走り回ってジャンプするスキンヘッドや優雅に笛を吹きながらピー音必須のパンクスなMCをするメンバー。みんな結構な高齢なのにギラギラしてる。


曲がまた良いです。アイリッシュ/ケルティックの旋律って憂いがある。バンドの長い歴史とメロディが合わさってなんだか泣きそうになります。

PAブースの裏では巨大サークルピット回ってました。荒々しいというより旗持って走り回るみたいな祝福的な光景。
音楽好きにたまらない。これ以上ないクロージングだなぁ、と。


なんだろう。すごい”フジロック”だった。


MR.SCRUFF (Red Marquee)


メインのGreen Stageは全ライブが終了してRed Maqueeでは最後の宴へ。


ジャズやスカDJのようなオーガニックな感じもする。けどがっつり四つ打ちビートが効いてる。
曲に併せてVJのポップなイラストの楽器が振動するのがかわいかったです。


めっちゃ踊れる!3時間ずっと踊れる!かなり良いDJでしたー。


途中でクリスタル・パレスの様子を見に行ったら、昨日の熱気あふれる空間とは売って変わって、オサレな音楽に少数の人間がゆったり踊るムーディな空間になってました。


溺れたエビの検死報告書 (Red Marquee)

Red Marqueeにオモシロイもの好きそうな外国人とかがゾクゾクと集まってくる。始まる前から何かが起こりそうな雰囲気が充満してました。ライブじゃなくてショーを見るようなそんな変わったワクワク感。アウェーだけど楽しみにされてる。エビにとって最高の場が出来上がっていきました。


時間になりエビ登場!フロアは大盛り上がり。なんじゃこりゃーっていう驚き、そしてノリの良い音楽に笑顔になってる。
貼り付けショーもキリストの十字架みたいな(海洋的な)オブジェを作ってそこに貼り付け。大会場でも見える形になってました。セットリストはいわゆるいつも通り。


エビ達のパフォーマンスも気合が入りまくり。気合が入りすぎた余り演奏クオリティはそこまでよくなかったかもしれません。
演奏ズレてたり、ギターの音が浮いてたり、ステージ上にエビ多すぎてごちゃごちゃしてたり……正直荒かった気がする。
特にヲサは、超重要な退場時のベースループを派手にミスってヘンテコなフレーズがループすることに(笑)音足してゴマカすも、前に出てお辞儀するときはどうしようもなく……内心バクバクだったろうなぁ。


でもそんなのぶっ飛ばすぐらいに「大ステージに溺れたエビが立った」ってビッグイベント感がスゴいパワーを練り上げてました。シチュエーション、ステージング、盛り上がり……すべてがエビの見方になって”大舞台に立ったエビ”ってオーラを練り上げてた。


(従来のファンは)Rookies〜からの思い入れとか(初見の人は)変なモノ見たさとか(自分なんかは)地元関西のバンドが大舞台にやってきたって感傷……色んな期待がレッドマーキーに爆発寸前まで貯まって、それが登場→「デデン!」って目が光った瞬間に大爆発したのは感動でした。
前のDJ SCRUFFが盛り上がったのもあってGREENのトリが出てくる時みたいな興奮がこもってたのがスゴく印象的。


単純な演奏の良い悪いじゃ測れない、なんかすごいもんが渦巻いてた。
溺れたエビがフジ3日間の(ほぼ)最後を沸かせたのは、昨年に石野卓球が"2013年の曲"になったDAFT PUNK/GET LUCKYをラストにかけたのに匹敵するぐらいドラマティックなフジのラストだったと思います。


”エビ!エビ!”のアンコールが続くもエビ達は登場せずにGAZ MAYALLが登場。「俺を待ってたんだろう〜?」的なセリフが最高に滑ってスタート。一気に客が減りました;

GAZ MAYALL (Red Marquee)

スカ、ロックのDJ。……うーん、なんか気分が乗らない。ピークは溺れたエビで過ぎてしまったようです。
Red Marqueeの外で外国人が警察と揉めてるのを見たり、フジロック3杯目のかすうどんを食べたり、だらだら〜っとしながら過ごして僕のフジロックは終了しました。



3日目はオウガに完全に持ってかれて完全にブチ上がった!
そのテンションのまま見たSTRYPESもヤバかった。
スカパラは「この三日間最高だったなぁ」と泣き笑いしながら踊りまくりました。
酔いどれ末期・シェインのポーグスはロック・フェスとして素晴らしいクロージングでした。
本当に楽しかったなぁ!


今年のフジロックで学んだのは
・見るアクト予定が無くても、日が昇ったらテントでは寝れないと思え。熱くて寝てられん!
・パッと風呂に入るなら苗場温泉より雪ささの湯。移動距離合わせてもこっちのほうが早い
・前日はしっかり睡眠を取りましょう。ダイレクトに効いてきます。


3日間本当に楽しかった。いっぱい音楽を楽しんだし、いっぱいドラマがあった。2015年も絶対に行きたいです!





*1:カチャーシー = ソウル・フラワー・ユニオン満月の夕で踊るアレです

*2:GotyeのSomebody I used to knowとかも自然と拍手が発生したなぁ

*3:12本弦のアコースティックギターらしいです

*4:フジロック会場内では数少ない氷結を売ってる売店!

*5:翌年の単独来日でこのAsgeir低評価は覆されることになるのです