2015/01/04 池永正二、buoy、山本精一バンド、indian no echo sign bine no @ 難波ベアーズ
2015年のライブ初め!年明けでもいつものベアーズのペースで人が集まってくる。最終的には良い感じの人入りに。
馴染みの人たちと新年の挨拶をば。ベアーズでコレやるのも恒例になってきたな〜。
池永正二
あら恋の池永さんソロからスタート。ラップトップからの音を中心としたライブでした。
アンビエントな音に生活感あるSE。あら恋に通じる音で日常に溶け込みながら感情を最大限に揺さぶっくれました。聴いてて気持ちが駆り立てられて「この人の音が好きなんだなぁ」と改めて実感しました。
最後は「翌日」をフルに流して一緒にピアニカ演奏。この曲は無条件で泣き崩れそうになりますね。後半のノイジーなギターは相当にエゲつない音量に。曲から感情が爆発してた。僕も昇天しそうになりました。
池永さんは始終リラックスしたムードで、居心地良さそうに演奏してました。
聴き手を没頭させるライブをかましたあとに、腰の低そうな感じで退散していく。そんなところも好きです。
そんな控えめな池永さんですが、初っ端にして持って行った感ありました。いやー、新年早々に良いライブを見せてもらいました。
この日のPAは全アクトともとにかく音が大きかった!
とくに高音、ってかスネア。鳴るたびに心臓がビクってなる。不失者の恐怖ふたたび(笑)。
ちょっと大きすぎた気も。まー、ベアーズらしい新年の景気付けかな?
Buoy
一音一音を大切にした低速BPMの歌モノでした。シューゲイザー meets 今のEARTHみたいな?
この手の邦バンドにしては英語歌詞なのが新鮮でした。メロディは古き良きアメリカン・ロックっぽくて日本人離れしたセンスだなぁ、と。演奏ミスが多かったのがちょい残念。
3曲目がカバーだったと思うんだけど……どのバンドの曲か思い出せなくてずっとモヤモヤする〜。
大音量PAなので歌モノなのに相当な迫力がありました。普段はどうなんだろう?
山本精一バンド
バンドという名前で山本さんと須原さんのデュオ。
お馴染み新年の躁モードに入ってる山本さん。『Falsetto』の曲中心なんで普通に演奏したら穏やかな演奏になるはずなんだけど、山本さんがほっとくとギター振り回し始めそうなくらい落ち着きがありませんでした。
まったく先が読めないギターを弾いてるし、曲終わるたびに歌詞ペーパー放り投げてたし……。機嫌悪いとかじゃなく躁状態。
崩壊するのを須原さんが引き止めてるのが面白いバランス。
須原さんはよくある「土台を作る」とか「支える」とかで収まるプレイじゃなくて、山本さんを自由にさせながら裏でこっそりと成立させる……マンガでよくある暴れ馬キャラを冷静にサポートするキャラみたいな。そんなコンビのイメージが思い浮かびました。*1
山本さんの曲はCDで聴いても「めっちゃ良い!」とはならないんですが、エレキ弾き語りで聴いたときに良さの核心に一番触れられる気がします。
そのあと、アコギやバンドなどどのスタイルで演奏されても自分の中にハマるようになる。
「12色のバラッド」が始まった時とか「POWDER」の繰り返しとかたまらんかった〜。